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授業科目名
担当教官
水理学第三
大石  哲
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264331 2 CL 3 前期 III
[概要と目標]
水理学は水に関する力学であり,水に関連する構造物の計画・設計・管理などの実務に必須の学問である.また,河川工学,水文学,衛生工学などの応用工学を学ぶ前に履修すべき重要な授業科目である.本授業科目では,管路・開水路流れの具体的現象について学ぶ.また,本科目の目標は学科教育目標のうち,(c) 専門基礎学力の付与,(E) 学習および問題解決能力,(H) 目標達成能力に該当する.
[必要知識・準備]
大学1年生までの微分・積分学の意味とその活用方法,質点力学の基礎に関する知識がないと受講が困難である.また,水理学及び演習第一,水理学第二が理解できており,単位を取得していることが必要である.
[評価基準]
前回の授業の復習と演習のために,ほぼ,毎回小テストを課す.それと中間試験および期末試験で評価を行う.評価は中間試験4:期末試験4:演習その他2の比率で行う.小テストの成績によっては付加的にレポートを課すことがある.水理学は積み重ねて理解する学問であるので,期限を過ぎたレポートは受理しない.
[教科書]
  1. 玉井・有田共編 浅枝・玉井・福井共著, 大学土木 水理学, オーム社, ISBN:4-274-13110-6
[参考書]
[講義項目]
  1.平均流速を用いた基本方程式
  2.摩擦抵抗に関する実用的な公式
  3.管内の摩擦以外の水頭損失
  4.サイフォン
  5.分岐管
  6.管内の流水による仕事量
  7.開水路流れの基本方程式
  8.流れの中での水頭損失
  9.限界勾配
 10.一用水路の不等流
 11.勾配の変わる流れ
 12.自然河川での定常流の計算
以上の水理学的意味を理解し,計算ができるようにする.