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授業科目名
担当教官
構造力学及び演習第一
吉田 純司
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264113 B 4 C2 2 前期 火/金 IV/IV
[概要と目標]
 構造力学の知識は,橋梁を代表とする種々の土木構造物を設計する場合に必要不可欠である.

 本講義では,静定梁のみを対象とし,その基本事項について学習する.具体的には,静定梁の曲げ変形についてその物理的な意味を説明し,断面力の定義と算出法,断面力図および影響線の描き方を中心に学ぶ.

<学科の学習・教育目標との対応>
・専門基礎学力の付与
・学習および問題解決能力
[必要知識・準備]
 1年次にある応用物理学を受講していることを前提とする.

 本講義は,構造力学に関連する講義の2番目にあたり,2年次後期にある「構造力学第二」と「構造力学第三」および3年次の前期にある「構造解析学」の基礎となる重要な内容について取り扱う.このことから,将来,土木・建築分野における技術者,公務員を目指す学生は受講することが望ましい.
[評価基準]
<評価方法>
 出席,レポートおよび定期試験の合計により評価を行う.
<評価基準>
出席(10点程度),中間試験(50点),期末試験(50点),レポート2回(各5点程度)の合計において,60点以上のものを合格とする.
[教科書]
  1. 特に指定はしない.
[参考書]
  1. 嵯峨晃,武田八郎,原隆,勇秀憲, 構造力学I, コロナ社, ISBN:4339055042
[講義項目]
<講義項目>
 本講義では,まず最初に力学の復習をし,その後,梁を対象とした力学について学習する.特に断面力の算出と,断面力図の描写は,後の講義にも関連する重要な内容であることから,これらを中心として,数多くの演習を行いながら講義を進めていく.具体的な講義内容は以下のとおりである.
1.力学の基礎
2.静定梁における支点反力
3.静定梁における断面力の算出方法
4.静定梁における断面力図
5.静定梁に関する演習1
6.静定梁に関する演習2
7.静定梁の影響線1
8.静定梁の影響線2
9.静定梁の影響線3
10.静定梁の影響線に関する演習
11.梁の理論と断面諸量1
12.梁の理論と断面諸量2

<達成目標>
1.静定梁の支点反力を計算することができる.
2.静定梁の断面力を計算し,断面力図を描くことができる.
3.影響線の意味を理解し,基本的な静定梁については影響線を描くことができる.
4.梁の断面諸量の物理的な意味を理解し,実際に計算できる.