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授業科目名
担当教官
測量学実習第一
砂田 憲吾/大山  勲/石平  博/伊藤  強/宮沢 直季/岡村 美好/鈴木 拓雄
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264040 1 C1C2 2 前期 III
[概要と目標]
1.測量学実習第一は、測量学実習第二(水曜日IV時限)と同時に履修申告しなければならない。授業は水曜日のIII時限~Iv時限の連続で行う。

2.この科目の概要:測量学第一、測量学第二の講義で得た知識をもとに、測量を実習することによって、測量学の理解を深める。単に機器操作の習熟にとどまらず、測量を適切に効率良く行うために必要な作業計画や段取りの立て方の修得、測量結果に対する適切な判断が下すことができる総合的な能力を養うことを目的とする。

3.全体的目標:本実習では、はじめに基本となる測量手法として、角測量、距離測量、水準測量、を行う。ここでは主にトータルステーション(セオドライト、光波距離計)、ティルティングレベルの操作方法を習得する。次に、これらの手法を駆使して地形図作成を目的とした地形測量を習得する。さらにコンピュータを用いて座標計算を行い、CADによる地形図を作成方法を習得する。

4.学科の学習・教育目標との対応:土木環境工学の実験・実習における体験を通じて、現象の理解を深めるとともに、実験結果から工学的に意味のある情報を抽出するための解析・分析能力を習得する。(問題解析・分析能力)
[必要知識・準備]
1.測量学第一、測量学第二、基礎統計学、情報処理及び実習で得た知識を必要とする。
2.測量学第一、測量学第二で使用した教科書、配布資料、講義ノートを準備する。
3.関数電卓を準備すること。実習は屋外、山地で行うので、それに適した服装をし、履き物は靴とする。
[評価基準]
1.評価方法:出席日数、レポート採点、実習中の態度、をもって評価する。さらに、機器の取り扱い・後片付け、作業のスムーズさ・的確さ、班員の協力体制、を考慮する。
2.評価基準:総授業回数の4/5以上の出席を要する。遅刻・早退は0.5の欠席として扱う。
  全てのレポートの提出を要する。提出期限を遅れたレポートは受理しない。
[教科書]
[参考書]
[講義項目]
1.測量実習・測量機器の説明:機器の概要を理解し、トータルステーションの使用方法を概ね理解することを目標とする
2.角測量:据え付け、水平角(単測法、倍角法)・鉛直角・方位角の測量を習得することを目標とする
3.距離測量:歩測・巻き尺・スタジア・光波による距離測量を習得し、各方法の利点を理解することを目標とする
4.直接水準測量:ティルティングレベルによる昇降式直接水準測量、誤差の配分方法、を習得することを目標とする
5.CADおよび座標計算プログラム:トータルステーションを用いた三次元測量結果から座標を算出するプログラムの作成、およびCADを用いた地形図の作成、に関する基礎知識の習得を目標とする
6.地形測量の説明、基準点の設置:地形測量方法の理解を目標とする。
7.地形測量(トラバース測量):トータルステーションを用いたトラバース測量の方法、誤差配分、座標計算の方法、の習得を目標とする
8.地形測量(トラバース測量):同上
9.地形測量(水準測量):ティルティングレベルを用いた直接水準測量と誤差配分の方法の習得を目標とし、さらにトータルステーションによる測量結果と比較し、各方法の利点を理解することを目標とする
10.地形測量(水準測量):同上
11.地形測量(トータルステーションによる細部測量):地形細部測量の習得を目標とする
12.地形測量(トータルステーションによる細部測量):同上
13.地形測量(コンピュータによる座標計算):地形測量結果から座標を算出する方の習得を目標とする
14.地形測量(CADによる地形図作成・編集):CADによる地形図作成・編集の習得を目標とする
15.地形測量(CADによる地形図作成・編集):同上

注意事項:
注意1)雨天の場合は講義を順延とする。また、所定の精度を満たさなかった場合は再度測量をやり直す。そのため夏休みに入って約1週間(8月5日~8月11日)は授業を行う可能性があるので、終日予定を入れないでおくこと。
注意2)予習の準備不足等で授業時間内(16:15まで)に作業が終わらない場合は、作業が終わるまで実習を行う。
注意3)1~5は2~4人で班を組み実習を行う。
注意4)6~15は5人程度で班を組み実習を行う。