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授業科目名
担当教官
土木環境デザイン
石井 信行/佐々木 邦明
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264010 B 1 C2 1 後期 IV
[概要と目標]
 土木環境工学科では、橋梁を始めとする構造物や、公園のような屋外空間に関わる計画・設計・施工・管理等々について学ぶ。その際,構造物や空間を図面から読み取ったり,それらを他者に伝える能力が要求される。このような技術情報のコミュニケーションに使われる図面には決まった約束事があり,また,伝達方法には図面を始め色々なメディアがある。そこで専門分野に入る前に、土木環境工学で用いられる図面についての基本的な知識を学ぶと共に、構造物や空間の基礎的な表現手法およびコンピュータを用いた製図方法を修得する必要がある。
 本講義では、図法幾何学を基礎とする製図方法やデザインの表現手法を講義と演習を通じて修得することを目的とし、具体的には次のような内容を学ぶ。
 製図を佐々木,デザインを石井がそれぞれ担当し,両クラスを交互に教えます。

<学科の学習・教育目標との対応>
・技術者としての知的基盤の形成
・論理的な表現・伝達能力
[必要知識・準備]
必要な製図用具・画材については,製図,デザインそれぞれ第1回目の講義で説明するので,その後で揃えるようにすること。
但し,C2コースの初回には,芯の太さ0.5mmと0.3mmのシャープペンシルと30cm定規を持参すること。
[評価基準]
<評価方法>
製図,デザインともに演習と課題による。

<評価基準>
製図   50点(演習,課題)
デザイン 50点(演習,課題)
図学とデザインは別々に成績を付け,それらの合計で合否を決定する。
[教科書]
  1. 土木学会, 土木製図基準(平成10年版)」, 土木学会, ISBN:4-8106-0239-7
[参考書]
  1. B.エドワーズ, 脳の右側で描け[第3版], エルテ出版社, ISBN:4-87199-065-6
  2. トム・ポーター、スウ・グッドマン, 建築プレゼンテーション・マニュアル4, 集文社, ISBN:4-7851-0121-0
  3. 宮後 浩, 景観スケッチのコツ, 学芸出版社, ISBN:4-7615-2298-4
[講義項目]
<講義項目>
 1. 製図演習1  :製図とCADソフト,CADの基礎的操作法
 2. 製図演習2  :2次元製図(基本的図形作成,図形の属性)
 3. 製図演習3  :2次元製図(レイヤ・クラスの使い方)
 4. 製図演習4  :2次元製図(図形の変形・変換)
 5. 製図演習5  :3次元モデリング(3D製図による構造物のイメージ作成) 
 6. 製図演習6  :3次元モデリング(CADを用いたプレゼンテーション)
 7. デザイン演習1:表現のルール:土木製図基準,図面表現,文字・線
 8. デザイン演習2:2次元の表現:スケッチ
 9. デザイン演習3:2次元の表現:平面図
10. デザイン演習4:2次元の表現:アクソメ
11. デザイン演習5:2次元の表現:パース
12. デザイン演習6:3次元の表現:模型

<達成目標>
・土木の分野で使用される図面を読むことができるようにする。
・CADで2,3次元の図面が描けるようにする。
・CADによるプレゼンテーション
・計画・設計に用いられるヴィジュアルプレゼンテーション技法を対象に合わせて適切に選択できるようにする。
・基礎的ヴィジュアルプレゼンテーション作品を作成できるようにする。