授業科目名				担当教官
ソフトウェア設計及び実習				山本　芳彦／坂野　　斎
時間割番号	単位数	コース	履修年次	期別	曜日	時限
262018 E	2	E	2	前期	火	II
［概要と目標］
C言語の”アルゴリズムとデータ構造”を駆使して，自分の力でプログラムを製作する能力を身につけることを目標とする．文字列操作，ファイル操作，配列，ポインタ，構造体，メモリの動的確保，構造体のリスト構造，C++の複素数クラスの基本事項を学んだのち，それらを統合してアナログ回路シミュレータ(SPICEの雛形)を各人の考えに基づき製作する．
［必要知識・準備］
1. プログラミング序論及び実習の内容．特に分岐，ループ，配列を復習しておくこと． 2. 自分のプログラムに誤り（バグ）がないことを検証する覚悟と習慣をもっていること．
［評価基準］
講義実習で学んだ内容を用いたプログラミングのレポートの点数の総計で評価する．”基本事項のレポート”は一本あたりプログラムとして完成していることをもって基準点を与え，独自性がある場合加点する．ただし，完成していても検証がない場合は減点する．”アナログ回路シミュレータ”に関しては上記の５倍の点数を割り当てる．また，任意の課題を提供して，このレポートを提出した場合一課題あたり基本事項のレポートに準じた点数をあたえ総計に加える．
［教科書］
阿曽弘具，鈴木陽一，曽根秀昭，金井　浩，山下善之, Ｃによる情報処理入門, 昭晃堂
［参考書］
前橋和弥, Ｃ言語ポインタ完全制覇, 技術評論社 (Ｃ言語でのポインタが難しいと人々に思われる理由がかいてある． このほかにもポインタに関する著作は何冊かあるので一冊よむとすっきりするであろう．) 佐藤次男, Ｃ言語による電気・電子工学の問題の解法, 森北出版 (自習用：回路関連の数値計算) 戸川隼人, ザ・Ｃ, サイエンス (Ｃの基本からやり直したいひと向き．本格的な数値計算はC++で行うが，つづいて同著者のザ・Ｃ＋＋を読むとよいであろう．)
［講義項目］
1. この授業のアウトライン，UNIXコマンド（復習） 2. 文字列操作，ファイル操作　その１ 3. 文字列操作，ファイル操作　その２ 4. 配列，ポインタ，関数　その１ 5. 配列，ポインタ，関数　その２ 6. 構造体　その１ 7. 構造体　その２ 8. メモリの動的確保，リスト構造 9. C++複素数クラス 10. 複素行列の逆行列 11. CR回路の数値計算 12. アナログ回路シミュレータの制作 その１ 13. アナログ回路シミュレータの制作 その２ 14. アナログ回路シミュレータの制作 その３ 15. アナログ回路シミュレータの制作 その４