授業科目名				担当教官
電気回路II演習				広嶋　綱紀／本間　聡
時間割番号	単位数	コース	履修年次	期別	曜日	時限
262011 S	1	S	2	後期	金	III
［概要と目標］
電気回路Iの内容の基礎的事項についての簡単な整理・復習に引き続き、多相交流、ひずみ波交流、分布定数回路および過渡現象の取り扱いに関する具体的な演習問題の小テストを課し、その解答のポイントや考え方について解説を加える。この問題演習を通じて、電気回路IIで学んだ講義内容の理解を深め、応用力を高める。
［必要知識・準備］
電気回路Iおよび電気回路I演習で学んだＲ、Ｌ、Ｃなどの回路素子の性質、回路解析手法およびキルヒホッフの法則などについて、講義開始前によく復習しておくこと。また、微分積分をはじめとする数学的能力も確かなものにしておくこと。
［評価基準］
原則的に毎回行う小テストの成績を積算したものに、電気回路IIの評価結果を加味して最終的な評価点とする。
［教科書］
小郷　寛　原著、　小亀英己・石亀篤司著, 基礎からの交流理論, 電気学会, ISBN:4-88686-230-6 (電気回路IIで使用する教科書で、電気回路?で用いた教科書でもある。教科書中の式変形、例題、章末問題の以外に、基本的かつ典型的な問題をとり上げる。　)
［参考書］
ISBN:0071393072 (　特に指定しないが、内容および英語に慣れる意味から、"Schaum's Outlines of Theory and Problems of Electric Circuits" 3rd edition　by J. Edminister and M. Nahvi　McGraw-Hill (New York, 1997)も適当である。)
［講義項目］
１．電気回路Iの内容の基礎的事項についての整理・復習 　　２．多相交流 　　　　　　三相交流、二相交流、回転磁界　 　　３．ひずみ波交流 　　　　　　ひずみ波と正弦波、フーリエ級数、ひずみ波交流の電圧、電流、電力 　　４．分布定数回路 　　　　　　基本方程式、線路定数、端子条件を与えたときの電圧、電流、反射係数、 　　　　　　位置角、縦続接続、特殊条件の分布定数線路 　　５．過渡現象 　　　　　　RL直列回路、RC直列回路、RLC直列回路、複雑な回路 　　　　　　ラプラス変換、ｓ領域等価回路による直接解法、ラプラス変換の関連事項