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授業科目名
担当教官
機械設計II
寺田 英嗣
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
261300 B 2 I 2 後期 I
[概要と目標]
 機械設計Iに引き続き機械設計にあたっての機械要素の特性について勉強する.特に機械設計IIでは,実際の設計事例をふまえて,ねじ締結,リベット締結,溶接継手,軸受およびばねについて学ぶ.
 なお本講義の理解度を図る目安として標準問題集が用意されており,この問題集の70%以上を自力で解決できる実力をつけることが本講義における目標である.
(JABEE機械情報工学プログラムの学習・教育目標)D:◎
(JABEE個別キーワード)機械設計,製図,規格,信頼性,品質保証
[必要知識・準備]
 機械設計Iおよび材料力学の授業を理解していることを前提としているため,各自復習しておくこと.また標準問題集も必ず復習しておくこと.
[評価基準]
 評価基準は講義の進行に合わせてどの程度講義目標に達しているか,授業開始時に前回の講義内容について小テストを行うとともに,定期試験を課す.小テスト総計点を20点満点に,また定期試験を80点満点に換算し,これを100点満点で評価する.なお学習態度が悪い場合はその度合いに従って減点する.
[教科書]
  1. 吉沢武男, 大学演習 機械要素設計(改訂版), 裳華房, ISBN:4785380241
[参考書]
  1. JISにもとづく 機械設計製図便覧(第8版), 理工学社, ISBN:4844520237
  2. 小栗富士雄、小栗達男, 標準 機械設計図表便覧, 共立出版, ISBN:432008120X
  3. JISハンドブック 機械要素, 日本規格協会, ISBN:4542120597
[講義項目]
 1.ねじ概論,ねじの幾何学的説明
 2.ねじ形状,ねじの力学
 3.トルク締付法によるねじ締付とボルト伸び
 4.外力作用時の締付力低下とねじ強度
 5.ねじのゆるみ
 6.リベット・かしめ加工法
 7.リベット接合部強度,溶接接合の種類
 8.溶接種類と溶接継手強度
 9.軸受の種類と用途
 10.転がり軸受系の設計手法概要と軸受寿命
 11.転がり軸受系に作用する荷重計算
 12.すべり軸受種類と荷重計算
 13.ばね種類およびコイルばねに作用する荷重
 14.その他のばねに作用する荷重

オフィスアワー:毎週火曜日16:15より,A1-207室にて.