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授業科目名
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担当教官
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現代経済システム
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門野 圭司
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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256445 | 2 | J | 1 | 後期 | 火 | III |
[概要と目標] | ||||||
前世紀末にはしばしば、「経済の世紀」から「環境の世紀」への転換が叫ばれた。しかしながら、転換の萌芽が微かに散見されるとはいえ、新たな世紀を迎えた現在も、未だ「経済の世紀」であることは疑いない。なぜ「経済の世紀」から「環境の世紀」への転換が遅々として進まないのか、どのような条件が整えば「大転換」が実現できるのか。このことを見定めるうえで、現代の経済システムがどのような特徴を備え、どのような原理や法則に基づいて運動しているのかを学ぶ意義は大きい。そこで本講義では、現代経済システムに関する基本的な知識を学ぶとともに、経済学分野において鍛え上げられてきたさまざまな「道具」の使い方を身につけること、すなわち「経済を見る目」を養うことを履修目標とする。その際、現実の経済に対する理解をより深めることを目指し、具体的事例に即した「使用法」の説明もあわせて行なう。 | ||||||
[必要知識・準備] | ||||||
特になし。 | ||||||
[評価基準] | ||||||
原則として、期末試験(60%)と小テスト(40%)の得点によって評価する。 ただし、講義の終わりに提出してもらうリアクション・ペーパーの内容によっては評価を上方修正する場合もある。 |
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[教科書] | ||||||
[参考書] | ||||||
[講義項目] | ||||||
1.経済とは何か (1)財・サービスの生産、分配、消費、廃棄 (2)市場・政府・共同体 (3)システムの再生産 2.市場システム (1)需要と供給 (2)価格メカニズム (3)価格メカニズムの長所と短所 (4)価格メカニズムと環境問題 3.企業活動、労働 (1)協業と分業 (2)産業資本主義からポスト産業資本主義へ (3)日本の会社 (4)労働問題 (5)企業の社会的責任 4.金融 (1)経済活動と金融 (2)貨幣の機能 (3)金融機関の役割 (4)不良債権問題 (5)金融と環境問題 5.景気循環 (1)不況のメカニズム (2)景気の諸側面 (3)景気循環の型と周期 (4)不況を見る視点 (5)景気循環と環境問題 6.貿易 (1)国際化とグローバル化 (2)比較生産費説 (3)貿易自由化 (4)貿易と環境問題 7.地域 (1)地域概念の重要性 (2)総合的持続可能性 (3)総合的持続可能性の実現に向けた地域的取り組み 8.政府の役割 (1)市場社会の成立 (2)政府のしくみ (3)政府の経済的機能 |