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授業科目名
担当教官
基礎物理学
豊木 博泰
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
256210 2 J 2 前期 II
[概要と目標]
 物理学における最も基本的かつ普遍的な法則はエネルギー保存則である。エネルギーはいろいろな形があり、相互作用によって互いに変換する。エネルギーの最も基本的な形として仕事があり、それは位置のエネルギーとして、一般化でき、運動の法則を通して、運動のエネルギーへの変換とその逆として、理解でき力学的エネルギー保存則へと定式化できる。
 電荷に働く力から電位や静電エネルギーについて、エネルギーの概念を広げ、電流が作る磁場、電磁誘導から磁気エネルギーを考える。さらに場のエネルギーと電磁波のエネルギーに簡単に触れる。
 熱エネルギーについて考え、熱機関の効率について考察し、熱の本性を説明し、熱力学第二法則を表現するエントロピーについて考える。
[必要知識・準備]
力の和の平行四辺形の法則など、ベクトル和や、微分・積分学の数学的な知識。
[評価基準]
練習問題のレポート、定期試験、出席日数を加味する。
[教科書]
  1. 宮下精二, 物理学入門, サイエンス社, ISBN:4-7819-1047-5
[参考書]
[講義項目]
1.力と仕事
2.位置のエネルギー
3.運動のエネルギー
4.速度と加速度
5.運動の法則
6.保存力とポテンシャル
7.力学的エネルギーの保存
8.電荷と電位
9.電流が作る磁場
10.電磁誘導
11.電磁波
12.エネルギーとしての熱
13.熱力学第2法則とエントロピー
14.混合エントロピー,ファンデアワールス気体と相転移