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授業科目名
担当教官
微分積分学及び演習
小尾  誠
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
251021 3 D 1 前期 II~III
[概要と目標]
 微分積分学は解析学や微分方程式といった科目はもちろん、物理や力学とつく科目を学ぶのに不可欠な学問で、工学の基礎となる。
 この科目では、関数の極限や連続性、導関数の定義、定積分と不定積分の定義から、三角関数、指数関数、対数関数といった初等関数の微分積分、逆関数の取り扱い、合成関数の微分、置換積分、部分積分など重要な基本事項を扱う。高校で勉強したものと重なる部分も多いが、より体系的に学ぶことになる。数式の計算だけに目を奪われることなく、数式が表している概念や意味を理解することを大切にする。
 授業は?及び?時限に行われるが、前時限は主に講義、後時限は例題を中心とした演習形式で行う。
[必要知識・準備]
本科目を学ぶためには、高校で履修した微分積分の内容を理解していることが望ましい。
「A4版ノートを用意すること。授業中の小テスト、レポート等に使われる。」
(マークシートによる小テスト、レポートも課される。)
授業の前後必ずホームページ(http://www.ms.yamanashi.ac.jp/obi)を見ること。
[評価基準]
微分積分の基本的知識を習得することが評価の必要最小限であり、その応用力を評価の対象とする。
なお、授業中に行われる小テスト、レポート及び演習は全てファイルに整理し、提出するものとする。
[教科書]
  1. 微分積分, 裳華房, ISBN:4785315180
[参考書]
  1. 理工系入門 微分積分, 裳華房, ISBN:4785315180
    (比較的容易で理解しやすい、現教科書のすぐ下のレベル、教科書と進め方が似ているので、参考になると思われる。)
  2. 微積分演習?, 共立出版, ISBN:4320010280
    (多くの演習問題により実力をつけるのに適当と思われる参考書。)
  3. 基礎数学ハンドブック, 森北出版, ISBN:4627050704
    (昔からある数学ハンドブックで、基礎数学関する全般を網羅している。微分積分に限らず数学を学ぶために、この種のハンドブックを一冊準備しておくことを薦める。)
[講義項目]
?.1.微分係数・導関数の定義と基本事項
?.2.関数の極限・連続関数
?.3.微分の基本公式
?.4.三角関数の微分
?.5.逆関数とその微分
?.6.指数関数及び対数関数の微分
?.7.不定積分の定義と基本事項
?.8.置換積分・部分積分(不定積分に関する)
?.9.三角関数・指数関数の積分
?.10.有理関数・無理関数の積分
?.11.定積分の定義と基本定理
?.12.置換積分・部分積分(定積分に関する)
?.13.異常積分・無限積分
?.14.面積・体積
?.15.極座標
?.1.微分の応用(1)接線・法線、陰関数の微分
?.2.微分の応用(2)関数の増減・極値
?.3.微分の応用(3)高次導関数
?.4.多変数の関数と偏微分の定義
?.5.偏導関数、全微分
?.6.偏微分の基本公式
?.7.偏微分の応用
?.8.累次積分
?.9.2重積分
?.10.3重積分
?.11.2重積分・3重積分の応用
?.12.微分積分の応用(1)数列・級数
?.13.微分積分の応用(2)マクローリン展開・テイラー展開
?.14.微分積分の応用(3)不定形の極限
?.15.微分積分の応用(4)重心、平均値