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授業科目名 環境と地球科学
時間割番号 191009
担当教官名 安達 隆史
開講学期・曜日・時限 前期・金・I 単位数 2
<対象学生>
ソフトサイエンス課程環境科学コース2,3年生、国際共生社会課程1年生
<授業の目的および概要>
身近な大気環境から地域規模、さらに地球規模の大気環境における問題の把握と、主として地球科学の一分野である気象学の基礎とその応用である大気拡散について学ぶ。さらに、環境問題と切り離せないエネルギーについて学ぶ。講義内容のレベルを理科系1~2年生を標準とする。
<授業の方法>
講義とするが、必要に応じてミニテストを実施したり演習問題を出す。また、講義準備の参考とするため、時折、授業に対する感想を求めることがある。基本的には下記のテキストを使う。適宜、資料配布やOHPなども使用する。
<成績評価の方法>
レポートを課す。レポートを期限までに提出しない学生は不合格とする。出欠席とミニテストも成績評価に考慮する。およそレポート60点、出席35点、ミニテスト5点の程度の配分とする。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
レポートは他からの丸写しではなく、自分で考えた文章にすること。
漫然と講義を聞くばかりでは理解が進まないので、自ら関係文献・資料を探して調査研究する姿勢が望ましい。講義はそのきっかけであると認識すべし。
<テキスト>
  1. 田中俊逸、竹内浩士, 地球環境サイエンスシリーズ3 地球の大気と環境, 三共出版, ISBN:4-7827-0348-1
    (2001年発行、本体1500円)

  2. 佐藤正知、蛭沢重信, 地球環境サイエンスシリーズ6 エネルギーと環境, 三共出版, ISBN:4-7827-0351-1
    (2002年発行、本体1500円)
<参考書>
  1. 伊藤 学(編者), 風のはなし1, 技報堂出版, ISBN:4-7655-4324-2
    (1997年発行、本体1700円)
  2. 木下紀正、八田明夫, 地球と環境の科学, 東京教学社, ISBN:4-8082-5014-4
    (2003年発行、本体2300円)
  3. 河村哲也, 環境と科学1 地球の環境問題, インデックス出版, ISBN:4-381-01675-0
    (2003年発行、発売:山海堂、本体1500円)
  4. 二宮洸三, 気象と地球の環境科学, オーム社, ISBN:4-274-13169-6
    (平成11年発行)
<授業計画の概要>
1.講義方針
2.地球の大気と環境
 2.1地球を取り巻く大気の構造と役割   2.2地球の温暖化
 2.3オゾン層の破壊           2.4広域大気汚染
3.大気拡散の理論と実験
4.エネルギーと環境
 4.1エネルギーをめぐる世界情勢     4.2化石燃料
 4.3原子力発電
なお、地球科学の多く分野に関係する日本の南極観測隊についての体験談を織り込む。また、実学的面の理解を深めるため、エアートレーサー大気拡散実験、火力発電所の環境審査、原子力発電所の安全審査、および成層圏プラットフォーム計画など、大学外での経験談も織り込む。