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授業科目名 日本思想研究
時間割番号 181060
担当教官名 上安 祥子
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
1・2年生
<授業の目的および概要>
目的:思想を“読む”ための、思考力養成。
概要:江戸時代の政治論を題材に、思想家たちが何を問題として見出し、それを解決するために、何をどのように考え、表現したか、という模索の跡をたどり、近代的政治社会がうみだされる流れの一端を理解する。
<授業の方法>
講義形式。
<成績評価の方法>
◆出席やレポート、論述試験など、総合的に。
◆※集中講義という性質上、やむをえず欠席時間ができてしまう人もいると思いますが、個別に課題を出すなど、対応します。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
“読み”という行為の場へ招待します。史料講読の講義ではありませんので、最初は“観客”で構いません。“読む”ということの実践例を示しながら、講義終了時にはみなさん自身が“読む”人になるよう、道先案内します。
<テキスト>
  1. プリント配布。
<参考書>
  1. 適宜、講義の場で提示。
<授業計画の概要>
テーマ:思想の〈思考=志向〉(=intention)構造を読む
   *ガイダンス
   1.思想の読み方
(1)〈構造〉とは
(2)〈意図〉を理解するとは
   2.思想の様相…徂徠学と〈朱子学〉
(1)「面々こう」と荻生徂徠
(2)松平定信の〈回帰=革命〉(=revolution)
(3)朱子学≠朱子学−〈意図〉と解釈 
   3.思想が現実を構成するとき…経世論としての水戸学
   *論述試験