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授業科目名 現代教職論
時間割番号 160001 A
担当教官名 榊原 禎宏
開講学期・曜日・時限 前期・月・IV 単位数 2
<対象学生>
関心を持つ学生はすべて受講可。
<授業の目的および概要>
卒業後に教職を志望する、あるいは逆に進路に迷っていたり教職に違和感を感じる学生と一緒に、現代における教職の意義と使命、教職員の職務と法制、問題事例を示すなかで「教育は人となり」の含意を考える。具体的には、教職の過去と現在、教員の資質・力量と教師教育、学校像と教職、教師と子ども関係などを取り上げる。これらを通じて、教職を捉える枠組みが理解できるようになるとともに、その変容にむけて構想できる力を獲得してほしい。
<授業の方法>
コンピュータを用いた講義、AV視聴、受講者によるリフレクションと語り、ワークショップを柱にする。そのためのミニワークも、授業と授業の間に求められる。授業の被教育主体から教育主体への転換を図るには、新しい概念やモデルを学ぶこと同時に、受講者の学校経験の相対化が不可欠になる。よって、基礎的な知識を獲得することと合わせて、受講者が他者と意見交換できる機会を通じて、自らの理解を再構成できる場としたい。
<成績評価の方法>
出席ではなく参加することが評価を受ける前提となる。授業間に課されるミニ・ワーク、授業中のグループワーク、レポートとコメント、確認問題および自己評価などを合わせて評価する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
この授業は授業者だけでは成立しません。皆さんの興味・関心と表現が授業を活性化するのです。教職に対して興味がある、そもそもから考えてみたい、自分の教師との出会いを振り返ってみたい、他の受講者の考えを聴いて話し合ってみたい、一緒に作業をしてみたいと思える場合にのみ、履修申告をしてください。ハードな授業になりますので、そのつもりで参加するように。
<テキスト>
<参考書>
  1. TEES研究会, 新版 教師と学校, 学術図書出版社, ISBN:4873615070
  2. 日本教師教育学会編, 教師をめざす, 学文社, ISBN:4762011665
  3. ISBN:4762011665
<授業計画の概要>
1.教育関係と教職

2.教職の成立と展開

3.教職をめぐる制度と組織

4.教職をめぐる現代の理念と役割期待

5.教職像の再編と学校像のこれから