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授業科目名 中国語R(中級)
時間割番号 055401D
担当教官名 今井 俊彦
開講学期・曜日・時限 前期・木・I 単位数 2
<対象学生>
中国語A・Bの修得者
<授業の目的および概要>
中国語A・Bにおいて学んだ発音や基本語彙,初級文法をふまえつつ、より複雑な文法事項を習得していくのがこの授業の目的である。またそれらの文法事項を用いて、比較的長い文を読解できるようになることが到達目標である。
<授業の方法>
テキストに沿って、新たな文法事項の説明を行うところまでは基本的に講義形式であるが、その後は置き換え練習や簡単な作文、比較的長い文を読むなど多くの練習問題をこなし、学生自ら考え、作業することが中心となる。
<成績評価の方法>
1.出席及び授業中の活動を20点とする。語学の授業は毎回出席し、集中して参加するのが基本である。授業回数の1/3以上欠席した者は期末試験の受験資格がない。
2.課題等の提出物を10点,小テストを20点とする。授業で学習したことを定着させるためには、授業時間外での学習も欠かせないため、提出物と小テストでその成果をはかる。
3.学期末試験を50点とする。半期で学んだ知識の定着と応用力を問い、到達目標に達しているかを判断する。
以上合計100点のうち60点以上獲得した者に単位を認定する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
読解が中心の授業ではあるが、発音練習も重視するので、間違いを恐れず大きな声で、積極的に参加していただきたい。発音ができないということは、中国語で話すことができないということであり、それでは中国語を学んだとは言えない。真剣に発音練習に取り組むことは、単に発音の上達だけでなく、中国語の総合的な能力の向上にもつながる。授業や課題に積極的に取り組み、学習した時間の長さがそのまま成績に反映されると考えて欲しい。また、できるだけ語彙の豊富な辞書を用意することが望ましい。
<テキスト>
  1. 石原亨一他, グループ方式で学ぶ中国語中級編−日本と中国, 東方書店, ISBN:4-497-20306-9
<参考書>
  1. 渋谷裕子他, キャンパス的中国語, 同学社, ISBN:4-8102-0185-6
<授業計画の概要>
第1回 ガイダンスを行い、授業計画や成績評価についての具体的な説明、辞書の紹介などを行うと共に、参加者のレベルや中国語Bにおける進度を把握するため、各々自己紹介をしてもらう。

第2回~第7回 指定した参考書を用いて、1回につき1課を目安に、中国語A・Bにおいて未習得の文法事項を順次学習していく。補助教材として、練習問題のプリントを適宜配布する。各回では主に以下に示す文法事項を学ぶ予定であり、それを習得することが目標である。ただし、参加者の中国語Bにおける到達度によっては多少変更する可能性もある。
2.前年度の復習。基本的な文の構造を確認すると共に、前置詞や副詞を使った表現、助動詞やアスペクトについても復習する。
3.補語(状態補語,結果補語,方向補語)。
4.動作の進行や持続を表す副詞やアスペクト。
5.とりたて表現の“是~的”文と“把”構文。
6.事物の存在や出現、消失をいう独特の表現。
7.使役文と受身文。

第8回~第14回 指定したテキストを用いて、2回につき1課を目安に、比較的長い文を正確に読み取れるように訓練する。また練習問題のプリントを配布し、重要な文型を用いた置き換え練習や簡単な作文、会話文の暗唱なども行う。毎回以下のようなテーマについての中国語の長文を読解していく。既習の文法事項を用いて、比較的長い文の読解ができるようになることが目標である。
8~9.中国の国土と人口
10~11.中国の経済
12~13.戦前の日中関係
14.時事問題に関する新聞記事を読む

第15回 期末試験