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授業科目名 人間と機械
時間割番号 053038
担当教官名 渡辺 勝儀/張本 鉄雄/山田 伸志/古屋 信幸
開講学期・曜日・時限 後期・火・I 単位数 2
<対象学生>
全学生対象、但し、「053028人間と機械そしてロボット」の単位取得者は履修できません。
<授業の目的および概要>
人類と機械技術のかかわりについて機械、情報、エネルギーを通して概観する。特に、機械や情報技術の発達が人間の生活に何をもたらしたかについて、人工知能や人間の思考のメカニズム、ロボットの発達の歴史、また目に見えないものを見る技術の背景についてエピソードを紹介しながら説明する。エネルギーについてはレーザ核融合について、また、われわれの身近な問題としては工場の海外移転と日本の技術の将来について考えてみる。機械、情報、エネルギーに関係する技術文明の影響は私たちの日常生活にが深くかかわってきている。この授業がそれらについて考える一助となることを期待する。
<授業の方法>
オムニバス方式
<成績評価の方法>
レポート、期末試験および出席状況を加味して総合的に評価する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
自分たちが勉強する狭い専門分野に閉じこもることなく、広い視野で現代社会と機械技術文明の関係を考えるようになることを期待する。
<テキスト>
  1. 教科書は指定しない。必要なものは印刷して配布する。
<参考書>
  1. 必要に応じて講義時に紹介する。
<授業計画の概要>
下記の4名の教員が3回ないし4回づつの講義をおこなう。(順不同)

渡辺勝義

光学をもとにして見るということの仕組み、望遠鏡、光学顕微鏡などの光学機器、電子顕微鏡などを使ってみえるミクロな世界について解説する。

張本鉄雄

未来のエネルギー源の追求として、レーザ核融合におけるレーザ技術、極限技術の集積として
マイクロチップレーザ技術、非線形光学結晶からみる日本・中国の技術開発について解説する。

山田伸志

人工知能と人間の思考のメカニズム、自動車事故と人間の制御応答の関係、工場の海外移転と日本の技術の将来について解説する。 


古屋信幸

人間はロボットをどのように造りだしたか、また近代的な生産技術とロボット、それらと人間とのかかわり方について述べる。