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授業科目名 日本文学作品論I
時間割番号 051002
担当教官名 池田 尚隆
開講学期・曜日・時限 前期・火・I 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
『源氏物語』を講読します。
高校までの古文学習によって身に付けた力を、皆さんは過小評価しています。親切な注釈書を使えば、難しいとされる『源氏物語』も、実はかなり読むことができるのです。
この講義は毎回30ページほどの予習を課し、出席者の感想・疑問を発展させていくかたちをとります。とにかく強制的にでも読んでもらう。そうすれば、自分が意外に読めること、楽しめることがわかります。その経験の手助けをし、『源氏物語』、あるいは日本の古典文学の魅力を知ってもらう、それがこの講義の一番の目的です。
今年度は「桐壷」巻から「末摘花」巻までを読みます。
<授業の方法>
講義。ただし、出席者の発言を求めます。
<成績評価の方法>
出席・発言状況50%、レポート50%。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
出席者の発言を中心に授業を進めるので、必ず予習し、積極的に発言してください。
<テキスト>
  1. 石田穣二・清水好子校注, 新潮日本古典集成『源氏物語一』, 新潮社, ISBN:4-10-620301-4
    (定価 3200円)
<参考書>
<授業計画の概要>
1~2   授業の進め方と『源氏物語』についての説明
3~5   「桐壷」巻講読
6~8   「帚木」巻講読
9     「空蝉」巻講読
10~11 「夕顔」巻講読
12~13 「若紫」巻講読
14~15 「末摘花」巻講読・まとめ