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授業科目名 総合科目・学びの文化論
時間割番号 050114
担当教官名 阿部  茂/池田 充裕/林  尚示/石川 啓二/寺 弘昭
開講学期・曜日・時限 前期・水・II 単位数 2
<対象学生>
3年次以上の学生に限る。
<授業の目的および概要>
 近年、学力低下、学ぶ意欲の減退、学ぶことについての目的意識の喪失、といったことがしばしば指摘される。皆さんにおいては、学ぶことの意味は明瞭であろうか。
 この授業では「学び」の歴史的変容(主に日本の)をたどる、諸外国における「学び」の諸相を比較する、現代日本の学校教育における「学び」の全体像をとらえ直す、などの授業内容を通して、「学び」の意味を問うための手がかりを提供したい。
<授業の方法>
主に講義。理解度を見るために、適宜小レポート(小テスト)などを課したり、意見の発表を求めたりする。
<成績評価の方法>
 (到達目標)
 自らの「学び」の意味をとらえ直そうとする問題関心をもつ。
 歴史的、文化的な背景との関連で、「学び」の意味やその変容を捉えることができ
る。
 (評価方法)
 各担当者が、小レポート(または、小テスト)と出席で評価点を出し、それらを平均する。ただし、小テスト(小レポート)と出席との配点比率は各担当者によって違う。詳細は、各担当者が最初の授業で説明する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
<参考書>
  1. 田原恭蔵, 『かわる世界の学校』, 法律文化社, ISBN:4-589-02006-8
  2. 二宮晧編著, 世界の学校―比較文化論の視点にたって』, 世界の学校―比較文化論の視点にたって』, ISBN:4-571-10106-6
  3. 天野正治・村田翼夫編著, 『多文化共生社会の教育』, 玉川大学出版, ISBN:4-472-40260-2
  4. 『現代教育本質論』, 学文社
    (近刊)
  5. 石川松太郎, 『藩校と寺子屋』, 教育社, ISBN:4-315-40214-1
<授業計画の概要>
1.ガイダンス(阿部)
2.日本における学びとその変容の歴史(阿部)
3.中国における学び(石川)
4.東南アジア諸国における学び(池田)
5.現代日本の学校教育における学びの構造(林)
6.学びの「古層」(寺崎)