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授業科目名
担当教官
環境化学特論
(本年度非開講)
西田  継
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
324180 2 (未登録) 1 前期 I
[概要と目標]
 一見穏やかな日常生活も、実はめまぐるしい化学反応の連続である。コップの水も、光る太陽も、生命体も、みな常に反応している。環境の質を科学的に見つめるためには、1/1000秒の現象と同時に1000年かかる現象を理解し、多くの元素が地上を巡っていることに思いを馳せなければいけない。この時間では、「そこ(環境)に何があるのか」、「なぜこれだけ存在しているのか」、「どう変化するのか」、「どのくらいの速さで変化するのか」という疑問を基本的な化学の視点でとらえ、仮説を作り、調査・実験・分析し、データを評価する作業を助力することをねらいとする。提案歓迎。
[必要知識・準備]
化学,生物学,物理学の基礎.
[評価基準]
レポート内容.
[教科書]
  1. 特になし
[参考書]
  1. アレキサンダー・J・ホーン,チャールズ・R・ゴールドマン, 陸水学, 京都大学学術出版会, ISBN:4-87698-085-3
  2. 大気の化学,陸水の化学,土の化学, 学会出版センター, ISBN:4762246425
  3. Hemond, H.F. and Fechner, E.J., Chemical Fate and Transport in the Environment, Academic Press, ISBN:0-12-340275-1
  4. 大気・河川・海洋の化学, 産業図書株式会社, ISBN:4782820429
  5. The Chemistry of the Atmosphere and Oceans, John Wiley & Sons, ISBN:0471035092
    (前記の原書)
[講義項目]
1.物質とは
2.環境反応の速度論
3.成層圏と対流圏のオゾン 定常・非定常
4.酸性雨の化学
5.陸水の炭酸平衡システム
6.水質の多変量解析
7.水質トレーサ
8.風化
9.負荷量の推定
10.陸域生態系酸性化の影響評価
11.エラー
12.見学や鑑賞