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授業科目名
担当教官
エコロジカルデザイン
北村 眞一
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
276200 2 J 4 前期 II
[概要と目標]
 この科目の目的は、社会で必要な技術として(1)製品や構造物を理解し、設計を行うに当たっての技術者間のコミュニケーションの道具として、設計図が読め、描けること、(2)循環型の製品や構造物を製造するための必要な概念を理解し、製品などに生かすデザイン技術を修得することである。具体的には機械、電気、土木、建築、造園などの各分野で図面に関する設計基準があることを理解する。またコンピュータ画面などバーチャルな空間のデザインをはじめ、現実感のある3次元立体や空間の表現など情報化グラフィックデザインやデスクトップパブリッシング(DTP)などを学ぶ。そうした表現技術に加え、省資源や生物への配慮など製品の制作過程を知り、環境負荷の軽減をめざすエコ・デザインの学習へと展開する。
[必要知識・準備]
 この科目のために特に必要な基礎知識は特にない。
 製図の基礎を学ぶために、筆記用具、物差し、分度器、3角定規などが必要になるが、高校までに使用した道具で十分である。
[評価基準]
 設計演習を行い、設計図、デザインレポートを提出してもらい、それに基づき評価をする。必要な課題を全て提出し、一定の水準以上であれば単位を取得することができる。
[教科書]
  1.  資料集を配布する予定である。
[参考書]
  1. 空間構成・表現のための図学, 名古屋大学出版会, ISBN:4815802920
    (¥2000-)
  2. エコデザイン ベストプラクティス100, ダイヤモンド社, ISBN:4-478-87084-5
    (¥3600-)
  3. カラーリストー色彩心理ハンドブックー, 講談社, ISBN:4062083434
    (¥1600-)
  4. ウエブユーザビリティの法則, ソフトバンクパブリッシング, ISBN:4797315970
    (¥2600-)
  5. リサイクルを助ける製品設計入門, 講談社ブルーバックス, ISBN:4-06-257256-7
    (¥800-)
[講義項目]
 [運営]講義と演習を組み合わせて、3,4時限を連続して隔週で実施する。
     現地見学も予定。演習課題は年によって内容を変える。

  1.講義概要、デザイン概要:業務の流れ、分野、道具と環境、設計思想
  2.設計解説:概念と様式:機械、電子、土木、建築、造園、都市、WebPage
  3.図法の基礎1:3次元物体を2次元に表現する、複面投影図(正投影図)
  4.設計演習:正投影図
  5.図法の基礎2:単面投影図(平行投影図)
  6.設計演習:単面投影図(平行投影図)
  7.図法の基礎3:単面投影図(中心投影図)
  8.設計演習:単面投影図(中心投影図)
  9.図法の基礎4:完成図:写真、模型、CG、 CAD、グラフ、色彩、素材
 10.設計演習:図表、色彩、素材、CAD
 11.製品・環境設計演習:製品・環境デザイン1(製品調査)
 12.製品・環境設計演習:製品・環境デザイン1(設計実習)
 13.製品・環境設計演習:製品・環境デザイン2(環境調査)
 14.製品・環境設計演習:製品・環境デザイン2(環境設計実習)
 15.試験(作品提出に変える)