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授業科目名
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担当教官
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システム論III
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御園生 拓
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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276190 | 2 | J | 4 | 前期 | 月 | I |
[概要と目標] | ||||||
もっとも複雑なシステムである生命系に対して、どのようにアプローチするのかを考察する演習的な形態の生命システム論。主な対象として人間に注目し、ヒトという生物の特性からの人間社会の動的構造解析を通して、人間行動生態学・進化心理学的な視点から社会システムを概観し、新たな人間像、社会像の構築を目指す。具体的には、我々人間は一生物種であり、意識下にある生物共通の行動法則に従うという、ふだんあまり馴染みのない概念が伝えられる。 さらに、生物であることから離れ得ないにも関わらず、生物を越えた存在でありたいという欲求が膨張した結果としての現代社会の歪みを、生命システムという視点から問い直すことにより、我々が抱えている問題の本質を洗い出し、その解決法を探るための足がかりを探る。 |
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[必要知識・準備] | ||||||
他の講義と同じく、生物学の究極の問に対する興味と、何が語られているのかを自分の言葉で表現する能力が求められる。なお、遺伝、進化などに関する基本的概念と社会構造のイメージはあった方がいいだろう。それらに関する入門書などをあたっておくといいかもしれない。 | ||||||
[評価基準] | ||||||
レポートには独自の考察が求められる。授業の内容を踏まえて各自で問題を設定し、その問題の解析とさらに解決策を提案するという形式のレポートにより、生命システム論的な考え方がどの程度定着しているのかをもって評価する。 | ||||||
[教科書] | ||||||
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[参考書] | ||||||
[講義項目] | ||||||
1. システムとしての生命 2〜4. 内環境と外環境への応答 5〜8. ヒトという存在 9〜12. 人間社会とヒト 13〜15. 現代社会はどこに向かうのか (いずれも予定) |