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授業科目名
担当教官
環境計測技術演習
風間 ふたば/片谷 教孝/小林  拓/岩田 智也
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
276030 1 J 3 後期 III
[概要と目標]
環境汚染の状況を把握するために最も有効な方法は、実際に大気汚染物質や水質汚濁物質の濃度や騒音、振動などのレベルを測定することである。これらの環境計測にはさまざまな測定機器が用いられ、近年では自動化も進んできてはいるが、それでも精度の高いデータを得るためには、正しい知識と経験を必要とする。
この科目では、環境計測技術の入門編として、次のような6項目の計測実習を行う。これらは専門的な環境計測技術を身につけるための第一段階の内容であり、将来それらに関連する職業を目指す学生には必須科目といえる。また測定データの持つ意味を正しく理解する上で、自ら実際に測定を体験することは重要であり、その意味では直接環境計測と関わりのない職業につく場合にも有益である。
[必要知識・準備]
2年次の自然科学実験ならびに環境分析化学の単位を取得済であることが望ましい。また、内容が豊富で時間もかかる実験科目なので、最後までやり通す意欲と自信がある者だけが履修すること。
[評価基準]
実験科目であるので、出席は必須である。成績評価はレポートにより行う。
[教科書]
  1. 履修者には専用のテキストを配布する。
[参考書]
  1. 特に指定しない。
[講義項目]
  1.ガイダンス
  2.簡易測定法による大気中の二酸化窒素濃度分布の測定
  3.重金属の測定とその前処理
  4.水中の窒素・りん成分の形態分析
  5.ガスクロマトグラフィーによる有機物の測定
  6.騒音計による道路交通騒音の測定
  7.ランドサットTMデータを用いた土地被覆分類および植生インデックスの算出