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授業科目名
担当教官
免疫工学
田坂 捷雄/[三村] 精男
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
275590 2 AF 3 後期 II
[概要と目標]
免疫系は神経系、内分泌系とともに、生体の恒常性保持に必須である。
生命は内部からの腫瘍や、外部からの病原微生物の侵入の危機に常にさらされているが、自己と非自己とを峻別し、非自己に対しては攻撃を加え排除するのが免疫系である。この認識と攻撃の基本的な仕組みを学ぶ。
[必要知識・準備]
細胞生物学、分子生物学
[評価基準]
期末筆記試験で理解度を見る。
[教科書]
  1. ISBN:4807905554
    (矢野明彦他著「医学・薬学のための免疫学」東京化学同人   )
[参考書]
  1. ISBN:4791752430
    (多田富雄「免疫の意味論」青土社、谷口克「免疫の不思議」岩波書店、谷口克他「標準免疫学」医学書院、笹月健彦「免疫生物学」南江堂)
[講義項目]
 1.序論、免疫とは?、免疫反応の特徴、分類,
 2.免疫の構造;免疫担当細胞と組織
 3.免疫の認識、抗原レセプターI ;1)抗体
 4.2)抗体の分子生物学
 5.抗原
 6.抗原抗体反応とその応用
 7.補体
 8.抗原レセプターII; 主要組織適合抗原系(MHC)
 9.抗原レセプターIII;T細胞抗原レセプター(TCR)
10.免疫の作用;サイトカイン、ケモカイン
11.接着分子
12.細胞間共同作用
13.自己寛容
14.免疫と病気;アレルギー、自己免疫
15.腫瘍免疫、移植免疫