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授業科目名
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担当教官
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バイオマス工学
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兎束 保之
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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275530 | 2 | AF | 3 | 前期 | 火 | II |
[概要と目標] | ||||||
人間が自由に取扱えるエネルギー量が大きくなるに従って、地球環境への働きかけが大きくなった。その結果として天然資源の枯渇、生存環境の悪化、農地の荒廃が進み、ついには人類の存在こそが地球環境悪化の元凶、とまで表現されている。生物は自発的に子孫を残す特性を持っているので、この生物生産力を利用して資源循環型生産技術を発展させようとする国際的な動きがある。生体を資源として大量に取扱い、無駄を出さない合理的な方法で人間生活を豊かにする技術をバイオマス工学という。その現状と技術思想を習得する。 | ||||||
[必要知識・準備] | ||||||
地球上の生物は多種多様で、それぞれ固有の生活様式を持っている。先ず、どんな生物でもいいから、ひとつの生物が生きている全体像を理解しようと意欲を燃やす心を持ってほしい。次に、その生物の命を犠牲にして利用しようとする人間の活動は地球生態系を乱す原因にならないだろうか、と配慮する態度を養ってから聴講してほしい。 | ||||||
[評価基準] | ||||||
どの程度まで講義内容を理解したかを問うと共に、習得した知識をどのように活用して現実問題に対処できるかを訊ねる応用問題で解決能力を問う期末試験を行う。出欠、遅刻はきびしく査定し、さらに授業中の私語や携帯電話着信音による授業妨害は減点対象とする。 | ||||||
[教科書] | ||||||
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[参考書] | ||||||
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[講義項目] | ||||||
1.バイオマス工学の思想が誕生した背景 2.バイオマスとして取扱える資源 3.バイオマス資源の特徴と地球上の分布、光合成量を規定する諸要因 4.純一次生産量(NPP)の算定法:マイアミモデルと筑後モデル、現存量とNPP 5.バイオマスの最大生産量をまかなう森林の地域的特徴、天然林と人工林、生態学的に見た森林の機能 6.耕地系バイオマス:サトウモロコシを中心にした御田モデル、ケナフとキャッサバ 7.木材のプラスチック化技術の現状 8.木材糖化に必要な技術、セルラーゼ 9.都市にあるバイオマス資源:古紙の利用技術、経済性の問題点 10.生ゴミ処理技術とバイオマス 11.メタン発酵:雑多なバイオマスの一括処理、メタン発酵の原理、在来発酵技術と最近の技術 12.海洋性バイオマス:不安定な漁業資源、森林と漁業資源、海藻 13.ジーンバンク:品種改良と遺伝子組替え作物 14.バイオエネルギー 15.総合討論 |