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授業科目名
担当教官
環境調査分析学
中村 文雄/[坂本] 康
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
274330 2 L 3 前期 IV
[概要と目標]
 水質汚濁機構の解明や、環境保全のための計画や対策を立てるためには、汚濁発生源や汚染現象および環境影響の程度を正確に把握する必要があります。このためには計画的かつ適切な調査を実施し、その結果に対して適切な解析を行う必要があります。
 この講義では、環境汚染および影響の現況や水質評価指標、水質基準および水域の汚濁特性などについて説明した上で、環境調査計画の立て方や水質変動を考慮したサンプリング方法、試料の保存法、調査解析事例等について説明します。
[必要知識・準備]
 2年次後期の「環境化学」および「関連科目」の講義内容を復習しておくこと。「環境化学」を履修しなかったものは、「水の分析:日本分析化学会北海道支部編」、その他により、水の分析方法について予習しておくこと。
[評価基準]
 基本的には、期末試験結果と出席状況で評価するが、レポート提出や中間試験を行う場合には、これらも評価に加える。
[教科書]
  1.  別に準備した講義資料により講義する。
[参考書]
  1. ISBN:4627492308
    ( 中島重旗 陸水環境調査法 森北出版  半谷高久 水質調査法 丸善出版)
[講義項目]
1、人間の諸活動と環境影響
    環境汚染および影響の現況
2、水環境と水文
    水の賦存量と循環、流出と水質
3、水質評価指標
    汚濁指標、衛生学的指標、感覚的指標、その他
4、水質及び基準;
    水利用の態様、水質を支配する要因、環境や飲料水や排水
    などの水質基準、
5、汚染物質の動態および水域の汚濁特性
    河川、湖沼、海域、地下水における水質とその変動
6、環境調査計画の立案及び基本調査
    調査計画の立て方
7、水質変動とサンプリング
    水質変動を考慮したサンプリング方法と試料の保存。
8、環境調査・解析
    調査と解析の事例の紹介、調査のあり方