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授業科目名
担当教官
都市計画
花岡 利幸
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
274220 2 CL 3 前期 I
[概要と目標]
 近代都市計画の技術、技法を学ぶ。近代都市計画は産業革命によって都市問題が起こった英国において始まった。安全、健康、快適な都市生活環境を築くために考案された技術や技法を法律で定めてそれを使うことによって都市計画が立案、実行されてきた。技術や技法は積み重ねの上に築かれたものであり、都市計画法を歴史的にみることによって都市計画の技術、技法を学ぶ。まず英国の都市計画の特徴を象徴的に表すものとして20世紀初期の住宅計画を取り上げる。次に日本の近代都市計画は明治以降どのように発展してきたかを技術、技法を中心に述べる。次に現代の都市計画技術の内容と到達点の状況について制度と運用を中心に述べる。
[必要知識・準備]
土木環境デザイン、測量学、計画学基礎、交通工学、交通計画、景観工学、地域計画
[評価基準]
筆記試験による評価を行う。出席点および期末試験1回の試験結果により成績評価する。
[教科書]
  1. ISBN:4320076451
    (日笠端著「都市計画」共立出版(教科書))
[参考書]
  1. ISBN:4817150149
    (西山康雄著「アンウィンの住宅地を読む」彰国社(参考図書) 加藤晃著「都市計画概説」共立出版(参考図書))
[講義項目]
 1.第1章 アンウィンの住宅地計画 1.近代都市計画  2.条例住宅地 
 2.3.ロンドンの郊外化とその生活像 4.快適性アプローチと中世主義 
   5.ハムステッド田園郊外
 3.第2章、日本の都市計画概説ー都市計画制度の確立とその内容ー 
   1、都市計画制度の流れ 2、 近代都市計画技術の導入  
 4.3、全国一律の都市計画法 
 5.4、高度経済成長下の都市開発と計画
 6.5、新基本法体系と計画規制の強化
 7.6、新都市計画法と建築基準法改正の内容と問題点
 8.     〃         〃
 9.     〃         〃
10.7、都市施設整備事業
11.8、市街地開発・再開発計画の事業方式
12.9、地区計画制度の導入と都市計画法の改訂
13.     〃         〃
14.10、都市計画法の大改正
15.期末試験