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授業科目名
担当教官
ディジタルメディア処理演習
坂井 一雄/盛  拓生
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
273706 1 3 後期 IV
[概要と目標]
本演習では、ディジタルメディアとして代表的な、1次元信号としての音声および
2次元信号としての静止画像を取り上げ、これらのメディアの初歩的な処理を行う
プログラムを作る。

データ解析で学んだフーリエ変換を, 高速フーリエ変換FFTとして実装し、FFTの応用
として音声データのフィルタリング、スペクトルの取得、相関関数の計算等を行う。

さらに、1次元信号に対するFFTを2次元信号に対するものへ拡張し、画像のフィルタリング
を行う。

また、近年JPEG2000で利用されるなど、ディジタル信号処理の分野で注目されている
Wavelet変換を実装し、これを利用した簡単な画像の圧縮法を実装する。
[必要知識・準備]
基礎解析I, 基礎解析II
基礎代数I, 基礎代数II
データ解析、情報理論
ディジタルメディア処理
[評価基準]
原則として、毎回レポートを課す。
レポートの提出が全体の2/3に満たないものは、原則として単位を認めない。
評価はレポートにより行う。
[教科書]
  1. 必要な資料は本演習ホームページ上で公開する。
[参考書]
  1. 三上直樹著, ディジタル信号処理の基礎、はじめて学ぶディジタルフィルタとFFT, CQ出版社, ISBN:4-7898-3588-X
[講義項目]
1. C++復習、Waveデータの入出力
2. 畳み込みによる音声データのフィルタリング
3. 1次元FFT
4. 1次元IFFT
5. 音声スペクトル
6. M系列と白色雑音
7. FFTによる音声データのフィルタリング
8. 相関関数
9. FFTとその応用
10. 画像入出力の復習、dither法による画像の2値化
11. 2次元FFT,
12. 2次元IFFT
13. FFTを用いた画像のフィルタリング
14. Wavelet変換
15. Wavelet変換に基づく画像の圧縮