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授業科目名
担当教官
情報通信システム
石田 朗
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
273307 2 F 3 前期 II
[概要と目標]
本講義では現在の情報通信システムの特徴と動作の基礎を理解することを目標とする.情報通信システムは電話網からインターネットにいたるまで,端末,線路,交換設備等から成り立っており,統一的に扱うことが可能である.実際にISDNのようにメディア,処理技術の一元化が進みつつあるものもある.しかしながら依然として個々のネットワークは別のものとして併存しているのも事実である.講義では以上を踏まえ,通信網として統一的に論じつつ,個々のネットワークとして特に計算機と親和性の高いディジタル網の詳細を解説する.
[必要知識・準備]
電気回路,電子回路等の基礎を復習しておくことが望ましい.
[評価基準]
講義ごとに行う小テスト,講義中に行う中間テスト,および期末試験によって理解度を測ることによって行う.(財)日本データ通信協会実施(電気通信設備)工事担任者試験デジタル1種国家試験合格程度の理解度を成績評価の基準とする.
[教科書]
  1. なし
[参考書]
  1. 秋山稔著:「通信網工学」コロナ社
[講義項目]
  1.ベースバンド信号と方式
  2.ディジタル伝送装置
  3.伝送制御手順
  4.パケット交換方式
  5.パケット網のレイヤ1各勧告と物理・電気特性
  6.パケット交換方式の実際
  7.回線交換方式
  8.伝送制御手順の概要
  9.HDLCとベーシック手順
 10.HDLCのフレーム伝送手順
 11.ベーシック手順及び標準無手順端末の通信シーケンス
 12.ISDN
 13.ISDNのインタフェース構造と参照構成
 14.ISDNのパケット通信
 15.トラヒック理論