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授業科目名
担当教官
人工知能論
小方  孝
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
273001 G 2 G 3 前期 IV
[概要と目標]
人工知能(AI:Artificial Intelligence)とは、人間の心の機能を模倣するソフトウェアを構築することを目標とするコンピュータ・サイエンスの一領域である。認知科学の主要なアプローチが計算的方法により人間の心の機能を解明することであるのに対して、AIはそれを工学的に実現しようとする。またAIは、経済学者であり且つ認知科学者、AI学者であるSimonによる”限定合理性”に基づく人間の問題解決の理論にその主要な起源を持つことからも分かるように、他の様々な学問領域と関連した学際的で奥深い研究領域である。この講義では、AIの古典的アプローチ及び最新の動向を解説する。
[必要知識・準備]
講義の前半では、問題解決・探索・知識表現を中心とするAIの古典的方法論を解説し、同時に人工知能方法論を統合した代表的なソフトウェアであるエキスパートシステムについて論じる。後半では、エージェントベースアプローチ、遺伝的アルゴリズム等進化的計算、人工生命や人工社会のような近年の研究トピックスについて講義する。AI用プログラミング言語(特にLisp)に関する多少の知識と興味があるのが望ましい。
[評価基準]
レポートにより成績をつける。
[教科書]
  1. ナシ。講義の中で参考資料を配布する。
[参考書]
  1. 講義の中で随時紹介する。
[講義項目]
  1.人工知能の概要と基本的な考え方1
  2.人工知能の概要と基本的な考え方2
  3.プログラミング言語Lisp1
  4.プログラミング言語Lisp2
  5.問題解決と探索1
  6.問題解決と探索2
  7.問題解決と探索3
  8.知識表現1
  9.知識表現2
 10.知識表現3
 11.エージェントベースアプローチと人工社会など1
 12.エージェントベースアプローチと人工社会など2
 13.エージェントベースアプローチと人工社会など3
 14.エージェントベースアプローチと人工社会など4
 15.エージェントベースアプローチと人工社会など5