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授業科目名
担当教官
信号伝送工学
武藤 真三
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
272006 2 E 3 後期 III
[概要と目標]
 情報化社会における基幹技術の1つは光波やミリ波・マイクロ波などを用いる高周波、高帯域の信号伝送である。将来その技術に関わる上で必要なのは、信号を乗せるこれらの波の放射、空中伝搬、各種伝送路内の伝搬の振る舞いを理論的に解析し、具体的技術に応用できる能力を身につけることである。
 本講義ではこの点に主眼を置き、常にMaxwellの方程式に立ち戻りながら、信号伝送に関する基本的解析力を身につけることを目標とする。
[必要知識・準備]
 数学、電磁気学I、IIが基礎となるので、その復習をよくしておくこと。
[評価基準]
 評価基準は講義目標にどの程度達したかであり、中間試験及び期末試験の平均点が60以上を合格とする。
[教科書]
  1.  講義目標に沿うように準備された講義ノートが主であるが、以下の書籍を補助として使う。  橋本 修、川崎繁男 共著:「新しい電波工学」 (培風館)
[参考書]
[講義項目]
  1.信号伝送の基礎
     Maxwellの式、波動方程式、自由空間波動、など
  2.電磁波放射
    アンテナ、空中線など
  3.信号伝送路の解析
     伝送路の基本式と線路上の電圧・電流、
     定在波、インピーダンス整合
     マイクロ波伝送回路、など
  4.光通信の基礎
     光導波路の解析、外部光変調など
  5.幾何光学による解析
     光線近似、光ファイバ、光線行列など
  
  「上記各項目を2−3週かけて講義する。」