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授業科目名
担当教官
光量子エレクトロニクス
桜井  彪
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
272002 2 E 3 後期 IV
[概要と目標]
量子エレクトロニクスの中心的なデバイスであるレーザーは、今やあらゆる分野に進出し、我々の生活と深く関わっており、レーザーを代表として光の利用はこれからの科学技術には必要不可欠である。レーザーや光を有効に利用するために,この科目ではレーザー光の基本的性質を学び,レーザー光と物質との相互作用を基礎に立ち返って考える。さらに授業の後半では実際にレーザーを用いるのに必要な基本的光学知識や光制御技術について学ぶ。
[必要知識・準備]
レーザーは広い知識を元として開発されており、レーザーを理解するためには、物理学、量子力学、電磁気学、電気回路、電子デバイスなどこれまでに学んだ科目の知識が総合的に必要である。また、レーザーを利用するにあたっては光学の知識が大いに役立つ。
[評価基準]
基本的には期末試験の点数によって評価する。また、授業出席状況やレポートの提出状況が悪い者は受験できないことがある。
[教科書]
  1. 特になし
[参考書]
  1. 櫻井彪著:レーザー(パワー社)など
[講義項目]
  1.はじめに、量子エレクトロニクスと関連分野
  2.レーザー光の一般的特色
       可干渉性とスペクトルの単色性
       指向性と高輝度性
       古典論と不確定性
  3.量子エレクトロニクスの基礎
       光の吸収と放出、及び電気双極子
       光と物質との相互作用、電気感受率、屈折率、光の伝播
       非線形光学
  4.レーザー作用、光増幅と発振
  5.光制御技術
       光偏光と反射屈折
       回折格子、結晶による変調
       光伝送と光応用工学
  6.最近のトッピックスとレーザーが開く最新物理