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授業科目名
担当教官
機械設計経済・安全工学
桜井 俊明/岩田 雅夫/教務主任
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
271144 2 D 3 後期 IV
[概要と目標]
岩田雅夫講師  特許に関して、研究者・技術者として心得ておくべき基本的な考え方が会得できるようにすることを目標とする。
桜井俊明講師  機械の設計から、最適化計画、使用済み機械のリサイクル安全工学といった一連の中での基本知識を習得、応用できるようにすることを目標とする。

本講義は 岩田雅夫講師、桜井俊明講師の二人(前講師10時間、後講師20時間)によって行われる。岩田講師は可能な範囲で時間割上に指定された時間に行われるが、桜井講師は全て冬休み前後(冬休みに含まれる可能性もある)に集中講義で行われる。

[必要知識・準備]
特になし。
[評価基準]
(未登録)
[教科書]
[参考書]
[講義項目]

担当講師: 岩田雅夫

  (1)はじめに
    ・今こそ「特許」を!---- 無資源国日本が生きるキーワードは「独創的技術」
    ・特許制度が生まれた理由 ・特許になる発明とは?
  (2)特許出願
    ・特許が成立するまでの流れ ・特許書面の内容 ・研究の中に埋もれている発明
  (3)技術情報としての特許
    ・技術情報としての特許公報の利用 ・検索法 ・研究着手の前にまず特許調査を
  (4)強い権利とする為には
    ・「特許請求の範囲」の記載方法(上位概念語,多項クレーム)
    ・国内優先権制度 ・外国出願について ・自分の特許なら自由に実施可か?
  (5)その他
    ・職務発明 ・ビジネスモデル特許 ・特許以外の「知的財産権」:種類と各々の特徴

担当講師 桜井 俊明

第1:機械設計とは
     機械とは,逆問題&順問題のお話
第2:設計開発とは
Plan, Do, See ,Action
市場調査,動向調査,デルファイ方式,知的所有権,TRIZなど
第3:法規認証
     自動車工業の場合の事例―日本,欧州,米国の三者三様の仕方―
     法規はどのようにして作られるか,リコール制度
(日本と米国の比較)
第4:設計マネジメントの仕方
     自動車の開発設計の例―縦型&横型マネジメント―
第5:生物の形態から学ぶ
     構造と機能
第6:最適設計工学
     位相,形状,寸法などの最適設計
第7:CAD/CAE/CAM
     コンカーレントエンジニアリング,シミュレーションなど
第8:リサイクル問題,PL問題
     日本におけるリサイクル問題,PL問題―米国事情―
第9:安全工学,リスク管理 (ISO9000関連)
     品質,安全,4Mの世界
第10:日本の立場―将来に向けて―
     「小さな開発室」による機械設計
製造業における今後の開発設計