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授業科目名
担当教官
材料の科学III
吉岡 正人
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
271120 B 2 D 3 後期 II
[概要と目標]
 「材料の科学I」「材料の科学II」で習得した、材料学および材料強度に関する基礎知識をもとに、本講義では、金属、セラミックス、プラスチックスなどのさまざまな材料について、各論的に性質、用途などを概説する。その際、各種材料の性質や用途を、ただ羅列的に述べるのではなく、それぞれの材料の結晶構造や格子欠陥の状態などとなるべく関連付けながら理解させるようにしたい。最後に、近年注目を集めている形状記憶合金や超塑性合金などの新材料についても簡単に触れる。
[必要知識・準備]
 「材料の科学I」「材料の科学II」で習得した、材料学および材料強度に関する基礎知識が理解できていればそれで十分である。「材料の科学I」「II」「III」は、1年半をかけて系統的に材料学を学べるようにカリキュラムが設定されているので、出来れば途中で挫折することなく、順番に習得するようにしてほしい。
[評価基準]
 「材料の科学I」「材料の科学II」と評価基準は全く同じで、評価基準の80%以上は期末試験の成績による。その他、授業出席回数、受講態度、レポートや小テストの成績などが評価に加えられる点も、「材料の科学I、II」と同様である。
[教科書]
  1. ISBN:4339045594
    ( 吉岡正人・岡田勝蔵・中山栄浩著:機械の材料学入門(コロナ社))
[参考書]
  1.  とくに指定しないが、金属の組織については、「材料の科学II」で指定した参考書などを参照すること。
[講義項目]
  1.鉄鋼の製造法、炭素鋼の組織
  2.炭素鋼の熱処理、塑性加工、種類と用途
  3.合金元素の影響
  4.合金鋼の種類と用途
  5.鋳鉄
  6.アルミニウム合金(1):熱処理型アルミニウム合金
  7.アルミニウム合金(2):非熱処理型アルミニウム合金
  8.アルミニウム合金(3):その他のアルミニウム合金
  9.銅合金(1):純銅、黄銅
 10.銅合金(2):青銅、その他
 11.低融点金属とその合金
 12.プラスチックス
 13.セラミックス
 14.新材料