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授業科目名
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担当教官
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市民活動とボランティア組織
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清水 亮
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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266171 | 2 | J | 2 | 前期 | 火 | III |
[概要と目標] | ||||||
現代社会におけるボランタリィ組織の位置づけ、存在意義などを社会制度全般との関係において理解してもらうのがこの講義の目標である。 ボランティア活動は、既存の行政システム・市場システムの領域とは異なった市民社会の領域に位置づけられるものであるが、特に1995年の阪神淡路大震災以降の日本社会においてはその社会的重要性が高まってきていると言える。こうしたボランタリィ組織の現状について、ボランティア行為の発生から組織形成の過程に注目しながら検討を行っていく。 なお、昨年度は阪神淡路大震災におけるボランティア活動を中心に事例紹介を行ったが、本年度も引き続き事例に則して話を進めていく予定である。 |
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[必要知識・準備] | ||||||
本講義は知識伝達型の講義ではなく、話を聞きながら思考を巡らせるスタイルの講義である。事前に準備をしておく必要のある知識は特にないが、柔軟な思考力をもって講義に臨んでもらいたい。 講義に関する諸連絡・最終レポートに関する指示等は、必要に応じてYINS-CISの電子掲示板、Webページ(http://www.js.yamanashi.ac.jp/~rshimizu/volunteer.html)、電子メールを用いて行う。これらの連絡を見ずに不利益等を被っても当方は一切関知しないのでよく注意すること。 |
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[評価基準] | ||||||
評価は論述式のレポートで行う予定である。参考までに、昨年度の主要な評価基準は(1)テーマ設定の妥当性、(2)展開の論理性、(3)論述としての体をなしているかどうか、といった項目であった。 上述のように独自の思考を重視する講義であるため、レポートで求められるのは講義内容の要約的理解にとどまらない。自らが積極的に問題発見を行い、その解決に向けてアプローチしていくという姿勢である。 |
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[教科書] | ||||||
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[参考書] | ||||||
[講義項目] | ||||||
1.イントロダクション〜ボランティアって無償労働? 2.ボランティア行為とは何か 3.阪神大震災とボランティア活動1〜ボランティアの発生と撤退 4.阪神大震災とボランティア活動2〜考えるボランティア 5.阪神大震災とボランティア活動3〜ボランティアの組織化過程 6.阪神大震災とボランティア活動4〜専門職ボランティアの活動 7.阪神大震災とボランティア活動5〜支えあうということ 8.「非営利活動」の意味〜NPOの組織論 9.ボランティアのアドヴォカシー機能〜NGOの組織論 10.行政の公共性と市民の公共性〜公共性の担い手論 11.現代社会とボランティアの活動領域1 12.現代社会とボランティアの活動領域2 13.環境ボランティアの諸活動 14.再びボランティア行為とは? (講義の内容・順序等は状況を見ながら入れ替えることがある) |