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授業科目名
担当教官
人間活動と環境インパクト
片谷 教孝/中村 文子
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
266140 2 J 3 前期 II
[概要と目標]
今日起こっている環境問題の根源は、ほぼ例外なく人間の活動にあると言ってもよい。もちろん、だからといって人間を地球上から抹消すればよいというわけではなく、人間と地球あるいは地球上の生物との共生が図られなければならない。
この講義では、まず公害問題や環境問題の歴史と現況から、人間活動とのつながりを概観する。ついで、人間活動がエネルギー・資源の消費や環境問題と不可分の関係にあるとことを、過去のエネルギー消費データを様々な角度から眺めてみることによって理解する。また、自分自身の生活での消費実態を実測あるいは推定し、環境との関係を考察することで、具体的にかつ自分の問題としてとらえる。これらを通じて、個人の生活がいかに社会全体に影響しているのかを知り、個人個人の生活行動そのものが環境問題に直結することを体感する。
[必要知識・準備]
特に前提知識は必要としない。
[評価基準]
学期末試験と演習レポートにより評価する。出席点を若干加味する。
[教科書]
  1. ISBN:4274024504
    (片谷教孝、鈴木嘉彦「循環型社会入門」オーム社 補充のため、講義時にプリントを配布する。)
[参考書]
  1. 講義の中で必要に応じて紹介する。
[講義項目]
  1.Introduction 講義の位置づけ
  2.公害問題の歴史の概観
  3.公害問題の歴史の工学的な意味
  4.市民生活の中での環境インパクト
  5.ライフスタイルと環境インパクト--マクロデータにみる人間のエネルギー消費構造
  6.ライフスタイルと環境インパクト--実生活でのエネルギー消費と社会的インパクト
  7.ライフスタイルと環境インパクト--家庭電力消費量測定の演習
  8.市民生活と交通公害
  9.市民生活と感覚公害(騒音・振動・悪臭)
 10.環境インパクト低減技術
 11.環境インパクト低減技術の評価
 12.全体の総括