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授業科目名
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担当教官
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工業電気化学実験
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渡辺 政廣/他
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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265310 | 2 | AA | 3 | 前期 | 月/火/水 | III-1〜IV-1/III-1〜IV-1/III-1〜IV-1 |
[概要と目標] | ||||||
電気化学の基礎と応用を、実験を通して理解する。正しい実験操作(溶液調製や滴定)、電気化学測定法、データ処理とその解釈法を習得することを目標とする。 | ||||||
[必要知識・準備] | ||||||
2年次後期「物理化学第三」 | ||||||
[評価基準] | ||||||
全ての実験項目に出席して、期限内に各個人で実験レポートを提出することが必要である。書き方によっては書き直しを求めることがある。最終評価は(出席点+レポート点)で行う。 | ||||||
[教科書] | ||||||
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[参考書] | ||||||
[講義項目] | ||||||
1.電解質溶液の電気伝導率 電解液溶液の電気伝導に対する各理論の特徴と導電率の測定法を理解する。また、導電率とイオン濃度の関係を応用して、導電率滴定を行う。 2.電極電位と電池の起電力 電極電位の概念ならびに電位と熱力学的パラメータ(△G,K、△Sなど)との関係を理解 し、化学電池の起電力測定法を習得する。 3.水の電気分解と水素酸素燃料電池 水電解槽とその逆反応である水素一酸素燃料電池を作動させ、電流電位特性の測定法とその解釈法を習得する。 4.電解 (亜鉛の電解取得とヨードフォルムの電解合成) 種々の合金や乾電池等に多量に使用されている亜鉛は電解で製造されている。この亜鉛電解取得とヨードフォルムの電解合成を例に、電流効率と操作条件について学習する。 5.新しい電池 (ポリマー電池と湿式半導体光電池) 白川博士のノーベル賞受賞で脚光を浴びた導電性ポリマーを用いた蓄電池、ならびに太陽光を電気エネルギーと化学エネルギーに直接変換できる湿式半導体光電池の原理について学習し、 電池の特性評価法を習得する。 6.生体機能電極 (グルコースセンサー) 血糖(グルコース)値を測定可能な酵素電極の調製法と使用法を習得し、酵素反応における Michaelis−Menten機構について学習する。 |