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授業科目名
担当教官
有機工業化学
七澤 真人
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
265240 2 AA 3 後期 II
[概要と目標]
 化学工業によって生産される多種多様な製品は、我々の生活に深く関わりを持ち、また化学技術の向上に役立っている。 炭素を骨格に持つ有機工業化学製品は、化学製品の80%以上を占め、多くは石油から得られるナフサを出発物質として生産されている。
 本講義ではエネルギー資源、化学原料としての石油、天然ガス、将来的に重要となる石炭について概説し、有機工業化学製品の中間体である、エチレン、プロピレン、ブタジエン、BTX(ベンゼン、トルエン、キシレン)の石油よりの化学変換過程とその利用方法について講議する。
[必要知識・準備]
有機化学(第1〜第3)、有機反応化学を受講していることが望ましい。
[評価基準]
期末試験(0.7), 出席点(0.1),レポート,小テスト(0.2)を総合して評価する。
[教科書]
  1. 飯田弘忠, 有機合成化学, 培風館, ISBN:4-563-04098-3
[参考書]
  1. 鈴木庸一 他, 有機資源化学, 三共出版, ISBN:4-7827-0453-4
  2. 向山訳, K.Weissermel 「工業有機化学:主要原料と中間体」, 東京化学同人, ISBN:4-8079-0439-6
[講義項目]
     1.エネルギー資源としての石油
     2.石油の埋蔵量、供給と需要
   3〜4.石油の精製(原油よりガソリンの製造)
     5.石炭と石炭化学工業(石油代替エネルギー)
     6.地球環境問題(エネルギー系環境、生活型環境問題)
   7〜8.石油化学原料
  9〜12.エチレン、プロピレン、ブタジエンよりの有機工業化学製品
 13〜15.BTX(ベンゼン、トルエン、キシレン)とその誘導体
  * 期末試験 *