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授業科目名
担当教官
機器分析化学演習
岩附 正明/木羽 信敏/他
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
265230 1 AA 3 後期 II
[概要と目標]
 本演習の前半では、「機器分析化学第一」及び「同第二」で講義した機器分析法の内、無機物質の重要な分析法である吸光光度分析法、蛍光分析法、原子吸光分析法、ICP発光分光分析法、蛍光X線分析法及びX線回折分析法を取り上げ、これらを実際に適用する場合の考え方や留意点について解説する。さらに、実際に問題やデータ解析の演習を行い、各分析法の理解を深めるとともに、独力で分析データを解析・評価できる力を養うことを目標とする。
 後半では、実際試料のクロマトグラムからデータを読み取り、それを基に、カラムの評価、分離条件の評価を行い、クロマトグラフ分離の原理を理解する。また、赤外吸収スペクトル、核磁気共鳴スペクトルのデータから、化合物の同定を行い、各種分子分光法の原理に対する理解を深める。
 演習は、各人が行う。
[必要知識・準備]
 1年次で開講されている、基礎分析化学、基礎物理化学I,II、基礎無機化学、基礎有機化学を、2年次で開講されている、化学実験、工業分析化学実験、有機化学第二、機器分析化学第一を、3年次前期で開講されている、機器分析化学第二を履修し、修得していることが望ましい。
 方眼紙、定規、物差し、関数電卓を持参すること。
[評価基準]
 毎週の演習課題の評価点と期末試験の成績から評価する。提出された演習課題の書き直し・再提出を求めることがある。成績不振者には補習演習を課すことがある。出席状況も考慮する。
[教科書]
  1.  担当者が作成したプリントを配布する。
[参考書]
  1. 基礎分析化学、化学実験、有機化学第二、工業分析化学実験、機器分析化学I,IIで使用した、教科書、指導書はすべて参考書として利用できる。
[講義項目]
  1.はじめに:分析データの取扱い             
  2.吸光光度分析法
  3.蛍光分析法
  4.原子吸光分析法
  5.ICP発光分光分析法
  6.蛍光X線分析法
  7.X線回折分析法
  8.クロマトグラフィー-I
  9.クロマトグラフィー-II
 10.赤外分光法-I
 11.赤外分光法-II
 12.核磁気共鳴分光法-I
 13.核磁気共鳴分光法-II
 14.赤外分光法・核磁気共鳴分光法-III
 15.まとめ