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授業科目名
担当教官
応用流体力学及び演習
砂田 憲吾
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264350 2 CL 3 前期 I
[概要と目標]
 流体力学の基本的な理解の上にたち、実際現象の記述と工学への応用を試みる。これまでに、流れの力学を単純な仮定のもとに数学的に表現することが行われてきた。この方法は現実の結果を完全には予測し得ないが、その力学的な本質を簡潔に理解するのに役立ち、より複雑な現象の記述への橋渡しとなる。講義では、そうした理論の代表的な応用として、特に水の波を取り上げてその基本的な運動を調べると共に、海岸構造物等に作用する波力の算定などの工学的な問題解決への適用例を学ぶ。講義の途中では、いくつかの課題が用意され、物理的な意味を徹底吟味しながらの演習も行われる。
[必要知識・準備]
 基礎的な物理学の知識、常微分方程式や偏微分方程式の基礎的な知識が準備として望まれる。
[評価基準]
 評価基準は基礎事項の理解度と、それらを応用できる力が養われているかにおいている。最終評価は中間試験および定期試験の結果に基づいて行う。
[教科書]
  1.  特に指定しない
[参考書]
  1. ISBN:4254200668
    (日野幹雄著:「流体力学」(朝倉書店))
[講義項目]
  1.流関数と流線(1)
  2.流関数と流線(2)
  3.速度ポテンシャル(1)
  4.速度ポテンシャル(2)
  5.複素速度ポテンシャル
  6.等角写像
  7.水の波
  8.微小振幅波
  9.波の屈折
 10.波の回折
 11.波の減衰
 12.波のエネルギー
 13.風波の発生
 14.構造物に作用する波力
 15.補足事項の講義