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授業科目名
担当教官
水理学及び演習第一
坂本  康
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264311 B 4 (未登録) 2 前期 月/木 III/II
[概要と目標]
水理学は水に関する力学であり,水に関連する構造物の計画・設計・管理などの実務に必須の学問である.また,河川工学,水文学,衛生工学などの応用工学を学ぶ前に履修すべき重要な授業科目である.本授業科目では,水の基礎的物理的性質と動きのない水および理想的な流体(完全流体)の管路・開水路での流れについて,その動きの理論を学習する.
[必要知識・準備]
大学1年生までの微分・積分学の意味とその活用方法,質点力学の基礎に関する知識がないと受講が困難である.
[評価基準]
2回講義1回演習というスタイルで授業を行う.演習とは小テストのことであり,成績に加味される.演習の成績によっては付加的にレポートを課すことがある.水理学は積み重ねて理解する学問であるので,期限を過ぎたレポートは受理しない.演習と中間試験および期末試験で評価を行う.その際,出席回数が基準に到達していないものは試験の受験資格がない.
[教科書]
  1. 玉井・有田共編 浅枝・玉井・福井共著, 大学土木 水理学,  オーム社, ISBN:4-274-13110-6
  2.  
[参考書]
  1. 荻原能男, 水理学の初歩, 東海大学出版会, ISBN:4-486-01511-8
[講義項目]
1.解析法 次元と単位 水頭
2.水の性質とふるまい 層流と乱流
3.演習(1,2)
4.静水圧(水圧の測定,マノメータ)
5.断面モーメント
6.演習(4,5)
7.水平および鉛直な平面に働く水圧
8.傾いた平面に働く水圧
9.演習(7,8)
10.曲面に働く水圧
11.浮力・浮体の安定
12.演習(10,11)
13.完全流体と実在流体 ベルヌーイの定理
14.ベルヌーイの定理の例題
15.演習(13,14)
16.ベルヌーイの定理の応用1
17.ベルヌーイの定理の応用2
18.演習(16,17)
19.運動量の定理
20.運動量の定理の応用
21.演習(19,20)
22.跳水
23.開水路の流れの分類 比エネルギー 常流・射流
24.一定の流量に対する比エネルギーと水深の関係など
25.演習(22,23,24)