山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ |
授業科目名
|
担当教官
|
|||||
土質力学第二B
|
村上 幸利
|
|||||
時間割番号
|
単位数
|
コース
|
履修年次
|
期別
|
曜日
|
時限
|
264142 | 2 | L | 2 | 後期 | 水 | IV |
[概要と目標] | ||||||
「土質力学第一B」で習得した知識を踏まえて、土が外力を受けた場合に建設工学上問題になる「土の変形」と「土の強さ」について学習する。様々な土の変形と強さを統一的に理解するためには、土質力学第一で学習した「有効応力の原理」が非常に有用である。さらに、有効応力の原理ととも重要なキーワードは、「ダイレイタンシー」である。「ダイレイタンシー」とは、せん断応力によって体積変化が生じることであり、鉄やコンクリートと大きく異なる性質である。 本講義では、「有効応力の原理」や「ダイレイタンシー」などの基本原理を用いて、砂や粘土のせん断現象を自分の頭でイメージし理解すること、および土圧、支持力、斜面安定などの応用問題についてもそれらのメカニズムを理解することを目標とする。 |
||||||
[必要知識・準備] | ||||||
必要な知識として以下が挙げられる。 ・土質力学第一B ・構造力学の基本的事項(応力、ひずみ、主応力、主ひずみ、ヤング率など) ・常微分および偏微分方程式 |
||||||
[評価基準] | ||||||
以下の項目により、評価する。 ・出席 ・レポートの内容 ・中間試験(講義項目1〜8の理解度をみる) ・期末試験(全ての講義項目の理解度をみる) |
||||||
[教科書] | ||||||
[参考書] | ||||||
[講義項目] | ||||||
1.有効応力の原理 2.土の圧密に関する基本的事項、土の圧縮性 3.圧縮性を表すパラメーター 4. 圧密理論と解法 5.圧密計算 6.圧密試験 7.クーロンの破壊基準、一面せん断試験、粘着力、内部摩擦角 8.モール・クーロンの破壊基準、三軸圧縮試験 9.ダイレイタンシー、密な砂および緩い砂のせん断特性 10.正規圧密粘土および過圧密粘土のせん断特性 11.砂の排水および非排水条件下でのせん断特性 12.粘土の排水および非排水条件下でのせん断特性 13.飽和砂の液状化現象 14.ランキン土圧,クーロン土圧 15.斜面安定問題 |