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授業科目名
担当教官
測量学第二
大山  勲
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264030 A 2 C1 1 後期 III
[概要と目標]
 測量学第一で学んだ測量の基礎的な原理と技法に加えて、測量学第二においても測量の基礎知識を充実することを目標とする。測量第二では、標高を知るための水準測量、高度の測量精度を要する三角測量について学ぶ。これらの測量においても、その原理の理解と誤差の処理法について学ぶことを主な内容とする。
 距離測量においては巻き尺を直接当てて測る直接距離測量の代わりに、電波・光波を用いる間接距離測量が作業効率の点でも、精度の点でも優れた技法になっている。その原理と技法を学ぶ。さらに衛星からの電波を利用して特定位置を定める測量、コンピュータを利用した地形情報処理など、測量分野における事情が革命的に変化して新分野が生まれつつあることに鑑み、その概説を行い、計測工学などの先端科学への橋渡しとする。
[必要知識・準備]
必要な知識として以下が挙げられる。
・測量学第一
・応用物理学、特に電磁波の性質
[評価基準]
筆記試験による評価を行う。受験資格は校則による。中間試験、期末試験の2回の結果により成績評価を行う。
[教科書]
  1. 長谷川博・植田紳治・大木正喜, 測量(1)新訂版 , コロナ社, ISBN:4-339-05136-5
    (主に測量学第一で使用する教科書であるが測量学第二でも時々使用する(2600円))

  2. 小川幸夫、植田紳治、大木正喜, 測量(2)新訂版 , コロナ社, ISBN:4-339-05137-3
    (主に使用する(3000円))
[参考書]
  1. リモートセンシング研究会 編, 図解リモートセンシング, 日本測量協会
    (リモートセンシングについて、より深く勉強するために推薦する。 最新の測量技術と利用例を勉強するためのウェブページ:国土地理院(http://www.gsi.go.jp/))
  2. 細川吉晴ほか, よくわかる測量実習, コロナ社, ISBN:4-339-05202-7
    (実際の方法が分かり易く解説。)
  3. 地理情報システム(GIS)入門-GISに強くなるための24章-, (社)日本測量協会, ISBN:4900718513
[講義項目]
1.水準測量
  2.水準測量に付随する測定誤差の処理ー誤差処理法の復習ー
  3.ラグランジュの未定係数法
  4.三角測量の概要
  5.三角測量の原理と外業
  6.平均計算
  7.平均計算
  8.中間試験
  9.間接距離測量
 10.電磁波測距儀の原理
 11.リモートセンシング概要
 12.ディジタルマッピング概要
 13.写真測量概要
 14.期末試験