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授業科目名
担当教官
計算機アーキテクチャ
清弘 智昭
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
262020 2 S 2 前期 II
[概要と目標]
現在ではコンピュータ,とりわけPentiumなどのマイクロプロッセッサ無くして社会の運営は成り立たない状態である。さらにマイクロプロセッサは,自動車,家電製品を始めとするあらゆる工業製品でも用いられている。そのため,電気・電子の分野の技術者にとっては,プログラミングなどソフトウェアの知識だけでなくハードウェアの知識も必要不可欠である。本講義では,コンピュータを構成するCPU,メモリ,IOなどについての基本的な構造,堂さ,構成などについて学ぶ。
[必要知識・準備]
プログラミング序論および実習を受講し、プログラミングとは何かその概念を理解しておくこと。並列に開講する「ソフトウエア及び実習」および後期に開講する「デジタル回路」を受講すること。
[評価基準]
毎授業の終わりに小テストを実施し、講義の要点の理解の程度を評価する。特別な理由がない限り授業に8割以上出席しなければならない。成績は中間試験および定期試験で評価する。
[教科書]
  1. 電子計算機概論, コロナ社, ISBN:4339023795
[参考書]
  1. パソコン解体新書, ソフトバンク, ISBN:4797305231
    (パソコンの内部構造やしくみをカラーのイラストで説明したもの。持っていて損は無い本。6巻までありますが1巻へ現在品切れのようです。)
[講義項目]
  1.数表現および符号体系(1):2進数/16進数、10進2進/2進10進変換、固定小数点表現
  2.数表現および符号体系(2):/浮動小数点表現,コード表/コード変換
  3.論理回路:ブール代数の基礎 AND/OR/NOT、加算器
  4.順序回路:フリップフロップ、レジスタ、カウンタ
  5.記憶装置:ROM/RAM、アドレスバス、データバス,メモリデコード 
  6.中間テスト
  7.CPUの基本構成 プログラムカウンタ,インストラクションレジスタ,レジスタ、アキュムレータ
  8.メモリアクセスでのアドレッシングモード
  9.命令のフェッチサイクルと実行サイクル,マイクロオペレーション
 10.メモリ参照命令,演算とマイクロオペレーション
 11.分岐命令,メモリマップドIO,IOマップド
 12.スタックとサブルーチンコール,およびそのマイクロオペレーション
 13.サブルーチンジャンプ命令
 14.メインプログラムとサブルーチンにおける命令とデータの流れ
 15.割り込み処理とオペレーティングシステムの基礎