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授業科目名
担当教官
ソフトウェア設計及び実習
武藤 真三/小谷 信司
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
262018 S 2 S 2 前期 IV
[概要と目標]
  この授業では、コンピュータソフトウェアを作成する手法を講義と実習を通じて学ぶ。
この授業の目的は、UNIX系オペレーティングシステム上で C 言語を用いて自由自在に
プログラミングが行える技術を身につけることである。

具体的には、講義と実習を行い、
(1) 制御ループの構造とデータ型、(2) 配列型データ構造とポインタの取り扱い
(3) 構造体/共用体、(4) 関数の取り扱い
(5) パイプライン処理、リダイレクション、(6) 分割コンパイル、(7) プロファイラ
等の知識を習得し、ソフトウエアを作成することを目的とする。
[必要知識・準備]
C言語の基礎知識とUNIX系オペレーティングシステムの基本操作
(これらについては講義中では一切解説しないので,あらかじめよく復習しておくこと)
[評価基準]
目標に掲げたように、C 言語を用いて自由自在にプログラミングが行える技術を身に
つけるため、毎回ソフトウエア課題を課す。
また、知識の修得の結果としての、用語の正しい理解、オンラインマニュアルの利用方法、
使い方の理解も評価する。

各課題毎のレポートの評点の平均値により評価を行う。
評価は厳密に行い、課題の要求項目を満たしていない場合には、大幅に減点することもある。
また、他者の提出したレポートと類似のプログラムコードが提出された場合には両者とも
未提出扱いとするので注意されたい。

提出されたプログラムコードは要求仕様通りに正しく動作し、レポートに付された実行結果
もその要求仕様を満たす結果が示されていることが重要である。
正しく動作しない場合、その仕様と理由を明記し、どのように修正すれば要求を満たすか
の分析がなされていなければならない。
[教科書]
  1. Steve Oualline著,望月康司監訳, C実践プログラミング 第3版, オライリー・ジャパン, ISBN:4-900900-64-8
[参考書]
  1. Brian W. Kernighan and Rob Pike著、石田晴久監訳, UNIXプログラミング環境, アスキー出版局, ISBN:4-87148-351-7
  2. ソフトウェア作法, 共立出版, ISBN:4320021428
  3. Cプログラミング診断室, 技術評論社, ISBN:4774117870
  4. David Straker著、奥田正人訳, Cスタイル 標準とガイドライン, 海文堂, ISBN:4-303-72480-7
  5. Brian W. Kernighan and Dennis M. Ritchie著、石田晴久訳, プログラミング言語C 第2版, 共立出版, ISBN:4-320-02692-6
[講義項目]
01. 導入
02. ファイル入出力
03. コマンドライン引数
04. パイプ処理
05. 文字列操作とポインタ処理
06. ポインタ配列とメモリの動的確保
07. 構造体とリスト処理
08. makeの使い方と分割コンパイル
09. プロファイラ