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授業科目名
担当教官
アクチュエータ工学
大内 英俊
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
261260 2 I 3 後期 I
[概要と目標]
 機械技術に電子技術を融合させたいわゆるメカトロニクスの出現によって、ミシン、カメラ、自動車、航空機、工作機械、産業用ロボットなど多くの機械が知能化、システム化され、われわれの生活を豊かにしている。これらメカトロニクス機器において電気信号を機械的な運動に変換する役割を担うのがアクチュエータであり。電磁ソレノイド、電動サーボモータ、油圧シリンダ、空気圧シリンダなどが代表例である。また、最近はマイクロアクチュエータとして様々な原理のアクチュエータが開発されており、これらの特徴、性能を理解しておくことは機器の設計上あるいは使用上たいへん重要なことである。
 本講義では、種々のアクチュエータの駆動原理や制御技術について学ぶ。
[必要知識・準備]
基礎物理学I(力学一般)、III(電気、磁気)、応用物理学II(電磁誘導、交流回路)
[評価基準]
中間試験、期末試験によって学習の到達度を評価する。
[教科書]
  1. 特に指定しない。必要に応じて資料を提示する。
[参考書]
[講義項目]
  1.アクチュエータの種類と機能
  2.サーボシステムの構成と制御
  3.電動アクチュエータの動作原理(フレミングの法則)
  4.微小変位電磁アクチュエータの特性
  5.直流モータの特性、等価回路、誘導起電力、垂下特性
  6.直流サーボモータの制御、電流フィードバック
  7.交流モータ(同期形、誘導形)の動作原理と特性
  8.交流サーボモータの制御、ベクトル制御、インバータ
  9.ステッピングモータの構造、制御法
 10.減速機の力学、機械的インピーダンスマッチング
 11.油圧アクチュエータの基本特性
 12.油圧サーボシステムの特性、制御法
 13.空気圧アクチュエータ、空気圧サーボシステム
 14.圧電アクチュエータ、超磁歪アクチュエータ
 15.静電アクチュエータ、光アクチュエータ