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| 授業科目名 | 担当教官 | |||||
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        材料の科学II	       | 吉岡 正人 | |||||
| 時間割番号 | 単位数 | コース | 履修年次 | 期別 | 曜日 | 時限 | 
| 261160 B | 2 | I | 3 | 前期 | 木 | II | 
| [概要と目標] | ||||||
| 「材料の科学I」で習得した材料学の基礎的知識に基づいて、おもに金属材料の機械的性質について学ぶ。とくに材料の強さ、硬さ、靭性などの性質が、原子、分子の結合状態、結晶構造、格子欠陥の性質や分布とどのように関連しているかを理解することにより、材料を強化する方法を考える。現在、一般に用いられている材料強化法が、どのような強化機構に基づいているかを学習する。これらの学習の中で特に重要な点は、ある材料には適用可能な強化法が、他の材料にはなぜ適用できないのかなどの理由をつねに考えておくことである。個々の強化法を、材料種別に暗記するようなことは、本講義の意に反するものである。最後に、材料設計についても概説する。 | ||||||
| [必要知識・準備] | ||||||
| 「材料の科学I」で習得した材料学の基礎的知識が十分に理解できていれば、それで十分である。ただし、状態図の読み方などがわかっていないと、講義の内容がさっぱり理解できないことになりかねないので、「材料の科学I」は、試験に合格するだけではなく、内容を本当に理解するよう、十分に復習しておく必要がある。 | ||||||
| [評価基準] | ||||||
| 「材料の科学I」と同様、評価は80%以上期末試験の成績によって行われる。講義出席回数、受講態度、レポート提出状況やその内容、授業中の演習なども評価に加える。 | ||||||
| [教科書] | ||||||
| [参考書] | ||||||
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| [講義項目] | ||||||
| 1.材料の変形と塑性加工 2.熱処理 3.材料の強度測定 4.材料のマクロ強度とミクロ強度 5.転位論(1):転位の幾何学 6.転位論(2):転位の作る応力場、転位のエネルギー 7.転位論(3):転位の相互作用 8.材料の強化法(1):加工硬化と回復、再結晶 9.材料の強化法(2):焼き入れと焼き戻し、マルテンサイト変態 10.材料の強化法(3):恒温変態、加工熱処理 11.材料の強化法(4):時効硬化 12.材料の強化法(5):表面硬化法 13.材料の耐熱性、耐食性 14.材料設計 | ||||||
