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授業科目名
担当教官
流体力学
宮田 勝文
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
261050 2 D 3 前期 III
[概要と目標]
流体工学で学んだ基礎理論を利用し、運動量理論、流動抵抗、流体計測法等より実用的な問題を扱う。その後で、非粘性・渦なし流れ(ポテンシャル流れ)の初歩を学ぶことにより,流体運動をより正確に理解する方法について学ぶ。
[必要知識・準備]
 微分積分学の初歩、ベクトル算法の初歩、複素関数の初歩、流体工学の初歩
[評価基準]
 講義内容の区切りに重要項目の理解度を確認するための小テストを2、3回程度実施する。
最終評価は、小テスト20%、定期試験80%の割合で行う。
[教科書]
  1.  プリント配布
[参考書]
  1. ISBN:4254200668
    ( 流体力学(日野幹雄、朝倉書店) 流体力学序説(富田幸雄、養賢堂)、詳解流体工学演習(宮田他、共立出版))
[講義項目]
 (1)運動量理論
    検査面と検査体積 
 (2)運動量理論の応用、その1
    噴流等への応用
 (3)運動量理論の応用、その2
    曲がり管等への応用
 (4)円管内の流れと管路の損失
    層流と乱流、レイノルズ数、ポアゼイユ流れ
 (5)境界層と物体まわりの流れ
    境界層の形成、剥離、円柱まわりの流れ
 (6)回転する流体の運動
    渦、カルマン渦列 
 (7)流体計測法
    圧力の測定、流速の測定、流量の測定
 (8)ポテンシャル流れの序
    実用上の流れとの関係,数学的準備(ベクトル演算子と複素数)
 (9)流体運動の記述法
     ラグランジュの方法,オイラーの方法,実質微分,流線,流脈線,流跡線
 (10)オイラーの運動方程式
     理想流体の運動方程式,オイラーの運動方程式の積分(ベルヌーイの定理)
 (11)流体要素の変形と回転運動(1)
     回転運動,非回転運動
 (12)流体要素の変形と回転運動(2)
     渦なし流れ,渦度と循環,自由渦,強制渦
 (13)流れの関数
     連続の式と流れの関数,流線,流量との関係
 (14)速度ポテンシャル
    二次元ポテンシャル流れ