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授業科目名
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担当教官
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現代コミュニティ論
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清水 亮
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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256460 | 2 | J | 3,4 | 後期 | 水 | I |
[概要と目標] | ||||||
本講義では社会学の立場からの地域社会論・コミュニティ論に関する一般的な概説のほか、地域社会における現代的な課題として福祉や環境などの社会問題をとりあげ、それらの問題が地域の住民諸活動の中でどのように扱われ、コミュニティ形成とどのように関わってきているのかを事例を挙げながら説明する。本講義で特に理解してもらいたいのは、コミュニティを社会問題の解決へ向けての共同性の表象として考える姿勢である。循環型社会の構築という課題に対して、地域社会からのアプローチがいかなる意味で有効なのか、あるいは無効なのかをしっかりと見極めてもらいたい。 | ||||||
[必要知識・準備] | ||||||
この講義では場合によっては現在進行形で変化していく社会情勢やニュースなどにも言及することがある。新聞を読んだりテレビのニュース番組を見たり、日頃の生活の中で常に社会の変化に関心を持つようにしてもらいたい。 講義に関する諸連絡・最終レポートに関する指示等は、必要に応じてYINS-CISの電子掲示板、Webページ(http://www.js.yamanashi.ac.jp/~rshimizu/community.html)、電子メールを用いて行う。これらの連絡を見ずに不利益等を被っても当方は一切関知しないのでよく注意すること。 |
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[評価基準] | ||||||
評価は論述式のレポートで行う予定である。上述の講義目標の達成度を調べるために、レポート内容は調べた知識の羅列にとどまらない独自の論理展開が求められる。 レポートの作成については、テーマの設定から具体的な論述内容に至るまで全てをチェックし、出来の悪いものは何度でも書き直しをさせるつもりである。出席回数が少ない状態で講義内容の把握もせずにレポートだけ提出されても、添削の都合上はなはだ迷惑であり、教員・学生の双方にとってお互いに時間の無駄となることを理解して臨んでもらいたい。 |
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[教科書] | ||||||
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[参考書] | ||||||
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[講義項目] | ||||||
1.イントロダクション〜循環型社会の構築と地域社会 2.新自由主義下の地域社会〜学校選択制の事例から 3.地域通貨による地域形成の試み 4.都市の土地利用と空間形成 5.地域の空洞化と産業衰退〜大田区町工場の事例から 6.コミュニティにおける同質性と異質性〜包摂の論理と排除の論理 7.景観を巡る権利闘争〜マンション建設と地域の景観 8.自治体の都市経営 9.震災復興のまちづくり 10.地域福祉の現実 以上の内容を14回程度で行う。 (講義の内容・順序等は出席者の状況を見ながら随時入れ替える) |