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授業科目名
担当教官
化学実験
松郷 誠一/新森 英之
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
255370 B 2 AB-B 2 前期 III〜IV
[概要と目標]
「化学実験」は、広範囲な化学の領域(物理化学・分析化学・無機化学・有機化学など)を網羅するテーマを厳選した。
3年次以降の学生実験の基礎的な部分を成すものであるので、よく理解しておき、実験操作に慣れる事が求められる。
実験は、できるだけ1人で行えるように、実験器具と試薬を準備しているが、高価な装置を使用する実験や協力が必要な実験では、2人あるいは3人がグループを組んで行うものもある。
[必要知識・準備]
1年次で開講されている化学関連科目を履修し、修得していることが望ましい。        
 実験中の怪我や実験の失敗をさけるため、必ず予習しておくこと(これは評価に加える)。
「化学実験指導書」を良く読み、操作上の注意点を把握しておく必要がある。
実験室内では、保護めがねと白衣を着用を義務付ける。特に、保護めがねを着用していなものは入室できない。
実験に適した服装(靴を含む)であることも、要求される。                         
 定規、物差し、電卓、筆記用具、メモ帳、手拭き用タオルを携帯する。
[評価基準]
実験テーマごとに提出される”予習課題”、”実験結果”の採点結果と実験中の態度を総合し評価する。
提出された”課題”、”結果”の書直し・再提出を求めることがある。
提出された最終”課題”および”結果”は原則として返却しない。   
 定刻までに”予習課題”を提出しないものは遅刻者とする。定刻の出欠確認点呼で不在のものは早退者または欠席者とする。”実験結果”を提出しないものは欠席者とする。(病気、忌引き等のやむを得ない理由で欠席する時は、速やかに担当教官に連絡を取り指示に従う)遅刻、早退または欠席の累計が3回以上のものは、以降の実験実習を履修できない。
[教科書]
  1. 学実験指導書」には「実験レポート」が組み合わされている。「実験レポート」には、"予習課題”と”実験結果”があり、毎週、実験テーマごとに、切り離して提出する。実験は、グループでローテーションするので、講義項目の順番で行うものではない。
[参考書]
  1. 化学実験指導書」に、各テーマごとに、概要、原理、解説が詳細に記載されているので、特に、参考書を利用する必要はない。 実験の原理、操作等への理解度を高めるため、受講者の習熟度に応じて、適切な内容のプリントを配布することがある。
  2. 有機化合物事典, 化学同人, ISBN:4254140320
[講義項目]
  1.化学実験安全教育を行う。これを受講しないものは、以降の実験
    実習を履修できない。
  2.分子の電子スペクトルと分子構造
  3.溶液の凝固点降下
  4.反応速度と活性化エネルギー
  5.ヨウ素時計反応の反応次数
  6.金属イオンの反応と検出
  7.容量分析-標準液の調製と酸塩基滴定-
  8.容量分析法による溶解度・溶解度積の測定
  9.吸光光度法による銅(II)イオンの定量
 10.アセトアニリドの合成と精製
 11.染料用アゾ化合物の合成と染色
 12.有機化合物の融点と混融試験
 13.分子模型による異性体の立体構造観察