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授業科目名
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担当教官
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基礎生物学
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三村 精男
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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255365 | 2 | AB | 1 | 後期 | 火 | IV |
[概要と目標] | ||||||
生物機能の工学的応用はバイオテクノロジー(生命科学の工学)のみならず、化学と生物の複合的な技術としても、多くの産業分野で実用化されています。そして、君たちが社会に出て活躍する将来は,益々「生命科学」とその他の科学技術との融合による複合技術が発展するだろう。生命科学の発展は日進月歩である。しかし、生命に対する基本的な理解によってこそ、学問と技術に対する自分の意見が出来てくる。この講義の最大の目的は、多くの工業技術の基盤になっている「生命科学」の知識を習得し、広くて複眼的な視野を持った「思考方法」訓練することにある。 生物の機能を眺めてみると、ちょうど我々の社会との類似性に気付くはずである。このように、生命を我々の社会と類似した現象として理解すると単に学問の知識の集積だけではなく、知恵が湧き出るようになるだろう。そのような勉強をしてもらいたい。講議では、生物の機能を解説し、生命と社会の類似する現象を比較しながら話を進める。 |
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[必要知識・準備] | ||||||
高等学校で生物を修得していることが要求されるが、修得していない学生でも理解できるように講議するから、得に準備は必要としない。しかし、1年生前期の「入門ゼミ」において生物に燗する見聞を広めるよう努力しておきたい。生命科学の話題はテレビ、新聞、雑誌によって頻繁に報道され、解説されている。このようなニュースには関心を持って対応することが最大の準備になります。また、インターネット情報を収集し自習に活用して下さい。生命科学とバイオテクノロジーに興味のある学生は「バイオテクノロジーの拓く世界」(木村光著、NHK出版)が面白く記述されているから、読んでおきたい。 | ||||||
[評価基準] | ||||||
講議の最後の10分間を使って、毎回小さなバイオに関する質問を出します。これは、質問に対する回答を記述することによって君たちの考える力を養成する目的です。試験ではありませんが成績の参考にいたします。定期試験は、講議に関する内容のレポート提出あるいは試験によって成績の評価をいたします。 出席は厳密に取ります。毎年、出席回数が不足するために単位の取得ができない学生がおりますので、真面目に勉強して下さい。 |
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[教科書] | ||||||
[参考書] | ||||||
[講義項目] | ||||||
1.生命科学の進歩と産業技術(生命のすばらしさ) 2.細胞とはなにか?(細胞を観察する) 3.細胞を構成する元素から生命を考える(生命は海から生まれた) 4.細胞はどのような物質からできているか? 5.遺伝子の発見とDNA科学の歴史 (1、メンデルの遺伝の法則からトッドの核酸塩基分離まで) 6.遺伝子の発見とDNA科学の歴史 (2、アベリー肺炎球菌の実験からワトソン・クリックのDNAモデル発見まで) 7.遺伝子の発見とDNA科学の歴史 (3、ニレンバーグの生体外タンパク合成からコラーナの遺伝情報解読まで) 8.遺伝情報の発現とタンパク質の合成(遺伝情報の発現とセントラルドグマ) 9.細胞の増殖と分化・脱分化(ガン化) 10.ヒトの身体を構成する細胞の種類と特徴 11.狂った細胞であるガンはどうしてできるのか(遺伝子から考えてみる)? 12.生活環境の影響によるガンの発生(食事、喫煙、大気汚染、紫外線など) 13.生物はガン発生を防御するシステムを持っている 14.21世紀の生命科学とバイオテクノロジーの展望(三村教授の考え) 15.生命科学とバイオテクノロジーのトピックス 講義では出来る限り「生命科学」、「バイオテクノロジー」のトピックスをOHPと写真で解説し、社会の最近の実状を勉強します。 |