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授業科目名
担当教官
基礎生物分析化学
宇井 定春
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
255355 2 AB 1 後期 III
[概要と目標]
分析は科学の発展の礎となる学問である。分析技術なくして、生物工学の進展もあり得ない。また、あらゆる理論は正確な分析データの上に構築されるものであり、正しいデータなしではどのような理論も成り立たない。講義では分析化学の基礎を修得するとともに、生命系の研究に密接に関連する分析手法および代表的な生体物質の分析例について学習する。
[必要知識・準備]
高校化学・B・化学・の内容は十分理解しておくこと。
[評価基準]
授業内容の理解度を定期試験を含め3回の試験において評価する。
[教科書]
  1. ISBN:4781909035
    (分析化学[新訂版]綿抜邦彦 著 サイエンス社)
[参考書]
[講義項目]
・.はじめに
 生物分析化学の目的と意義、分析化学的認識、試薬と器具 
・.分析基礎理論
 pH測定、緩衝液、電解質・電離、酸と塩基、化学平衡、指示薬、中和滴定法、溶解度積、沈殿の生成、分別沈殿、マスキング、陽イオンの分析、陰イオンの分析、その他
・.定性分析  
 有機定性分析、薬物分析 
・.定量分析  
 重量分析、容量分析
・.分離法 
 薄層クロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、
 電気泳動法
・.生物分析
 免疫学的分析, 微生物的分析、酵素分析
・.機器分析
・.生体物質分析の実際
 アミノ酸、たんぱく質、糖、脂質